「連載「公共を創る」執筆の苦しみ」の続きです。
いつものことですが、苦しんでいます。この連休も、家族との「お勤め」や、美術展巡りのほかは、原稿と格闘中です。なかなか、思うようには進みませんねえ。ほかの本に手を出したり、このホームページにしょうもないことを書いてみたり。夜は早くに寝てしまうので、朝起きたら机に向かっています。
粗々の全体構成は、できています。「部品」は、このホームページを含め、いろんなところで書きためてあります。ところが、その部品を、忘れているのです。
全体構成を眺めつつ、「あれも忘れていたな」と、書くべきことを思い出しています。また、各部品が、うまく全体構成にはまるとは限りません。力を入れて詳しく書いたのに、全体を通して読むと、不必要に長かったりします。で、せっかく書いた文章を、ばっさり削除します。その過程で、構成が変わります。
執筆には、集中が必要です。そのような時間を、作らなければなりません。それが、なかなか難しいのです。平日は仕事があり、休日は他のことに気が向きます。そしてなにより、体力と気力も必要です。若い時のように行かないことを、痛切に感じます。
少しずつ、書けるところから書いて、何度も手を入れることを繰り返しています。いつものことです。
締めきりがないと、執筆は進みません。しかし、毎週締めきりが来ることは、精神衛生上良くないです。で、いつも、なにかに追われる人生です。貧乏性です。
今回の連載も、書いた原稿を「右筆」に見てもらい、大胆に加筆してもらっています。私の文章が読みやすくなっているとするなら、右筆のおかげです。