原発事故避難市町村、人口2割回復

2026年3月11日   岡本全勝

今日は、3月11日。あの日から15年です。各紙や放送局が、詳しく伝えています。このホームページでは、私が気になったものをいくつか取り上げています。

3月9日の読売新聞1面に「原発避難 人口回復2割 大熊 7割が新住民」が載っていました。
・・・東京電力福島第一原発事故で避難指示が出た福島県の11市町村の居住人口は約1万8000人で、事故前の2割にとどまることが、各自治体への取材でわかった。東日本大震災から11日で15年となり、避難先に定着した住民が多いとみられる。一方、避難指示の解除が遅れた大熊町と双葉町では帰還住民は少ないものの、居住人口の7割弱を移住者が占め、新住民によるまちづくりが進んでいる。

11市町村では、震災から3年後の2014年4月から22年8月にかけて、避難指示が解除されて住民帰還が始まった。だが、避難指示区域の居住人口は、震災当時の8万8330人から1万7818人(今年1~2月時点)に減っている。
居住人口の回復率は、解除が早いほど高い傾向にあり、15年9月に町内全域で解除された楢葉町は4436人で、55・4%と最も割合が高かった。これに対し、解除が遅れた大熊町(住民帰還を伴う一部解除は19年4月)は1086人で震災前の9・4%、最も遅れた双葉町(同22年8月)は193人で2・7%しか戻っていない。
両町では避難先から戻った帰還者と、移住者の数が逆転。居住者から帰還者を除いた移住者の数は、大熊町で住民の約7割の748人、双葉町で5割強の104人に上る。大熊町では、23年に小中一貫の義務教育学校ができて教育目的の移住者が増えた・・・

避難が長期間になると、避難者は新しい土地で生活を始めています。すると、帰還する人は多くありません。意向調査でも、そのような結果が出ています。他方で、記事にあるように、新住民が増えています。原発事故地域の復興は、現実を踏まえて行う必要があります。