戦後日本の経済発展は「高度経済成長」「高度成長」と、その期間は「高度経済成長期」「高度成長期」と呼ばれます。この言葉は定着し、また書物もたくさんあります。例えば、吉川洋著『高度成長 日本を変えた六〇〇〇日』(1997年、中公新書に再録、2012年)が手頃に読むことができるでしょう。
私の分類では、戦後の経済を4期に分けています。「高度経済成長期」(1955~1973)、「安定成長期」(1973~1991)、「バブル崩壊後」(1991~2012)、そして「復活を遂げつつある現在」(2012~)です。「経済成長の軌跡2024」
第2期は「安定成長期」と名付けましたが、この間には石油危機による成長低下とバブル期が含まれています。第3期は、失われた20年とも呼んでいます。
連載「公共を創る」を執筆する際に、バブル経済崩壊後の日本を何と名付けたら良いか悩んでいます。
経済学者に聞くと、「デフレ経済」や「長期停滞」と呼ぶのが多いそうです。「デフレ経済」は普通名詞としてのデフレを指すとも取られるので、「長期停滞」が良いのかなとも考えています。そして、この長期停滞(失われた20年、または失われた30年)を簡潔にまとめた書物が欲しいですね。経済だけでなく、日本社会について分析と評価をしたものです。
もう一つの悩みは、第4期の始まりをいつに取るかです。ひとまず2012年と置いてあります。そしてその期間を何と名付けるか。これは、しばらく見てみないとわかりません。