2月12日の朝日新聞夕刊「夕刊 ことば係」は「ゼロかレーか」でした。
・・・「郵便番号、150(イチゴーレー)……」。小学生時代、NHKの子ども向け番組をよく見ていた。当時、番組が視聴者から意見や感想を募る主な方法ははがきだった。私はアナウンサーが読み上げる宛先を書き取り、記念品を期待して感想をせっせとしたためた。
静かな口調でゆっくり読み上げられる「レー」が好きだった。「ゼロ」とは違う新鮮な響きと非日常感からくるワクワクがあった。
だが、レーがここに来て押され気味だ。
昨年10月、NHKの放送用語委員会は電話番号や郵便番号を読む際は「ゼロ」をまず推奨すると決めた。ゼロと読む派が電話番号で86%、郵便番号で77%に上る直近の調査結果などを踏まえた。レーの使用も否定されない。
薄情なようだが、今は私もゼロ派だ。レーは「例」などに音が似て、少し紛らわしい。
イチ、ニ、サン……は中国伝来の漢字(一、二、三……)の音読みで、それにならうと零も音読みでレイ(レー)となる。ゼロは外来語であり、ここに入ると統一がとれない。NHKはそんな考え方をしてきたという・・・