今年も、読売新聞社で若手記者への講師を務めました。今年は1月20日、27日の2回に分けて話しました。合計42人の記者が聞いてくれました。
入社4年目で、地方の支局に配属されています。今春から順次、本社などに戻ってくる予定とのことです。
話の内容は、取材される側からの経験です。
今日もお話ししましたが、官僚になった当初は、記者は「敵」だと思っていました。行政の批判ばかり書くと。30歳、鹿児島県税務課長の時に課税間違いが起き、準備する余裕もなく厳しい取材を受けました。富山県総務部長の時に年に4回お詫びの記者会見をしたことは、いろんなところで話しています。これは、厳しい修行の場になりました。
しかし、記者たちに理解してもらわないと、その後ろにいる国民には伝わらないと思い、記者たちと付き合いをするようになりました、地方分権改革や三位一体改革の頃は、記者さんたちと頻繁に意見交換をしたものです。
今の私があるのは、記者たちに鍛えてもらったからですね。感謝しなければなりません。
皆さん、熱心に聞いてくれます。質問も多く、毎回、時間を超過しました。彼ら彼女らにとって、「珍しい動物」なのかもしれませんね。
質問に対する補足です。最近の発言は、次のページをご覧ください。「新聞記事など」
「2024年」