締め切りが仕事を進める

5月16日の日経新聞夕刊コラム「プロムナード」、声優の池澤春菜さんの「我、締め切りを買えり」から。

・・・締め切りとは不思議なもの。
おそらく、締め切りが好き、って人は少数派だと思う。その数少ない1人が、わたし。
あ、でも、好き、というのとはちょっと違うかも。締め切りがないと駄目。締め切りが適度にある生活が好き。締め切り後の解放感が好き。
だって人は怠惰な生き物。いつでもいいよ、と言われれば、一生やらない。プライオリティを上げるには、外圧が必須なのだ。あとは脳の報酬系への刺激。締め切り後の「やったーーー、今回も乗り切ったぜ!」、これが何より効く。やらなきゃ、という緊張とそれからの解放、この繰り返しですっかり中毒になる。下手な嗜好品より遙かにヤバいかも・・・