年別アーカイブ:2021年

発掘された日本列島2021年

2021年6月17日   岡本全勝

今年も、先日「発掘された日本列島」展に行ってきました。
展示品を見ると、こんなものも土の中に眠っていたんだと、毎年驚かされます。新型コロナウイルス下での開催なので、関係者の方は苦労をなさったのでしょうね。

残念なのは、専門家による解説がないことです。素人には、出土品を見ているだけでは、そのものの価値がよくわかりません。解説があると、「なるほど」と思うことが多いです。

オリンピック開催の判断の意味

2021年6月16日   岡本全勝

6月12日の朝日新聞オピニオン欄「五輪はどこへ」、佐藤俊樹・東大教授のインタビュー「中途半端な国、日本」から。
――「やると決まっているからやる」に見えます。
「日本社会は『撤退戦』がとても苦手です。日中戦争や第2次世界大戦もそうです。撤退や方向転換した方がよい状況になっても、やめられずに損害を出し続ける。何かをやるときには損得勘定をきちんとした上で、『どういう状況になったらやめるか』を明確にする必要があります。でも、『そういうことをちゃんと考えていますか?』と聞くと、後ろ向きな消極派呼ばわりされます」

――政治家の能力の問題でしょうか。
「一つは、日本の公共部門の小ささでしょう。迅速にデータを分析し、政策に反映するという作業をする態勢は弱体化しています」
「もう一つは、政治家が『やるべきこと』の変化に対応できていないからだと思います。長い間、政治はパフォーマンスが重要で、有権者もそれに反応してきました。『政治ショー』が通用したのは、政治がどうあれ、社会の一定の秩序や豊かさが維持される前提があったからです。だから政治家も本当に『命にかかわる重大な決定』をやらずにすんできた。ところが新型コロナによって、政治家の決定は、生活や命に直結するものになった。でも与野党ともにそういう経験がなく、従来の『政治ショー』のスタイルをやめられないようです。東日本大震災でも、当時の民主党政権は党内の政争に明け暮れ、有権者の怒りを買いました」

――五輪や新型コロナ対策についても、政治に対して厳しい目が向けられました。
「問題の深刻さを共有しているように見えないことが、不信感の大きな要因でしょう。今の日本にとって五輪開催と新型コロナ対策はそれぞれ、国の総力をあげて取り組むしかない大きな課題です。両方やろうとすれば『二兎(にと)を追う』ことになる。だから、政府や自民党が『開催』にこだわればこだわるほど、感染対策に本気で取り組んでいないように見えます。そもそも、今の日本には、二兎を追うことは難しい」
――なぜですか?
「日本はもはや、大国ではありません。高度成長期であれば、もしかしたら二兎を追うことも可能だったかもしれません。でも、少子高齢化が進み、公務員の数を欧米よりも抑え、増税にも踏み切れない。お金も人も、余裕はないのです。その現実を、正面から受け止めなければなりません」
「それは政治のせいだけではなく、有権者の選択でもありました。もともと日本は公共部門の小さい国だったのに、ちゃんと数値も見ずに『ムダを追及する』といってさらに縮小させた。公立病院は2019年までの10年間で74も減り、明らかにコロナに影響しています。民間病院に公立病院並みのコロナ治療をやれというのが本末転倒で、まず『公立減らしは誤りだった』と認めるべきでしょう。『減量策』自体を否定しているわけではありませんが、選んだのだから結果も自己責任。二兎を追うことは、最初からすっぱり諦めるべきだったんです」

絹谷幸二画伯、展覧会

2021年6月16日   岡本全勝

今日16日から日本橋三越で、絹谷幸二画伯の展覧会が開かれているので、行ってきました。郷土奈良の先輩と言うことで、親しくしてもらっています。
会場には、先生独特の明るい元気の出る絵が、しかも大きなものがたくさん並んでいます。私の好きなのは何と言っても、先生の作風を代表する、富士山と赤い太陽と金の雲の絵です。
仁王様がコロナを退治している絵や、オリンピックの絵もあります。「絵も時代を残すのだ」とおっしゃっています。

油絵を簡単と言うつもりはありませんが、絵の具を塗るのに比べ、先生の絵は細かく描き込まれ、金やプラチナが広い面積でちりばめられています。
「体力いりますよね」と聞いたら、「そうだよ」とのこと。ますますお元気で、私たちに元気を与えてください。

新型コロナウイルスPCR検査

2021年6月15日   岡本全勝

先日、コロナウイルスのPCR検査を受けました。
ある会合が対面で行われる予定で、主催者から「検査を受けてください」と指示が来ました。検査機関から道具が送られ来て、小さな合成樹脂の試験管に、唾液を指示された目盛り分入れて、郵便で返送しました。翌日には結果が来て、もちろん陰性でした。

このような検査の陽性率(感染している人を調べた場合、陽性と出る確率)は、70%とのことです。だから、絶対大丈夫とは言えませんし、その後に感染していたら、意味ないです。一応万全を期したということです。

私のワクチン接種は、杉並区の65歳以上枠で申し込んで、来週第一回目の接種予定です。動き回ることが少ない私より、活動の活発な若者を優先した方が、感染拡大防止の効果があると思うのですが。

新入社員、入社2カ月後の壁

2021年6月15日   岡本全勝

6月9日の日経新聞「入社2カ月後の壁 どう乗り切るのか」、曽和利光」人材研究所代表の発言から。
――1年目で転職を考える人も多そうです。
「ミスマッチの度合いは人によって異なるが、早期の転職は勧めていない。根性論ではなく、自身のステップアップのためだ。転職の際には前職での経験が能力につながっているか問われる」
「早期に転職を決意する人の中には、今の仕事に飽きたことを理由に挙げる人もいる。ただ、実際には飽きているのではなく、そもそも現在の仕事が身についていないことが多い。仕事が身についてくると『飽きる』というネガティブな感情が湧き起こる前に、すらすらと仕事をこなせるようになるためだ。転職を通じてステップアップを望むなら、半ば無意識でも仕事をこなせる領域に達した後の方がよい」

――現在勤める会社で帰属意識をもって前向きに働くためには?
「新社会人のうちは、信頼する上司に黙ってついていける環境が必要だ。こうした環境は本来会社が整備することが前提だが、難しい場合は自分でメンターになるような上司を見つけないといけない」