年別アーカイブ:2021年

やさしい日本語

2021年6月27日   岡本全勝

6月16日の朝日新聞オピニオン欄、「やさしい日本語考」から。
・・・市区町村のウェブページや公共施設の案内などで、平仮名ばかりの文章を見かけることがある。「やさしい日本語」というらしい。目にすると、どうも奇妙な心地がする。幼児向けの本を読んでいるような……。日本語教育を専門にしている、言語学者の庵(いおり)功雄さんに聞いた。「やさしい」のは、誰のため、何のためですか・・・

――日本語を簡単にするのではなく、英語や中国語といった多言語で表示したり、話したりするのでは駄目なのでしょうか。
「国内に住む外国人を対象にした国立国語研究所の調査では、英語よりも日本語の方が『わかる』と答えた人が多いという結果が出ています。旅行者には英語が適していますが、長期定住者は日本語の方が理解しやすい。英語は日本人の側も得意とは言えません」
「それに、多言語といっても定住外国人の多くが話す主な言語だけでも20近くあり、すべてに応じるのは現実的ではありません」

――外国人のためだけでなく、日本社会にとってのメリットがないと取り組みは進まないのでは。
「少子化と人口減少に悩む日本にとって、日本人と同等の給料を稼いで税金を払い、家族で暮らす外国人を増やすことは極めて重要です。子どもたちはさらに大切で、遅くとも高校卒業時に同年代の日本人と同じ日本語レベルに達していないと、付加価値の高い職業にはつけない。不必要な難しさをそぎ落とした『やさしい日本語』をステップにして一定レベルに追いつけば、あとは自力で知識を得ることができます」
「その教育に税金が使われたとしても、能力を発揮できる大人に成長すれば財政や社会保障の担い手になります。逆に、もし日本語の習得に失敗すれば社会から孤立するでしょう。ここで考えるべきなのは『言語のバリアフリー』です。リターンできる人でなければ価値がないということではありませんが、持てる力を発揮できるようになるまでの『のりしろ』を社会が保障する、ということです」

多言語電話通訳企業勤務、カブレホス・セサルさんの発言
・・・多言語通訳サービスの会社で働いていますが、日本に初めて来た外国人をサポートするとき、最も説明に困るのが、印鑑登録や年金、健康保険の加入などです。制度や文化的背景を知らないと理解できません。日常生活でも、学校でなぜ上履きが必要なのか、何万円もする制服をどうして買わないといけないのか、分からない。
そんなとき、「日本ではこうだから。以上」で済ませるのは一番良くない。「やさしい日本語」は、日本人の側こそ意識する必要があります。日常使う日本語とは大きなギャップがあるでしょうが、まごころにならって、外国人に寄り添う気持ちになってほしい。
外国人と日本人の間には、言語の壁と文化の壁があります。実は文化の壁の方が圧倒的に高いのですが、まずは言語の壁を乗り越えないと、そこにたどり着けないのです・・・

聖林寺十一面観音

2021年6月27日   岡本全勝

東京国立博物館で、聖林寺展が開かれ、十一面観音さんが出張してきておられるので、会いに行ってきました。
聖林寺は明日香村の隣、桜井市にあります。実家からはとても近いのですが、これまで行ったことがありません。その近くの、談山神社には何度も行っているのですが。

十一面観音さんは、奈良時代の作です。数奇な運命をたどって、このお寺におられます。写真は何度も見て、良い仏さんだと思っていました。実物は、気品のあるすばらしいものでした。
仏さんを美術品としてだけ見ては、罰が当たります。願い事を聞いてくださるとのことなので、たくさんお願いをしてきました。賽銭箱がなかったので、寄付金の箱に入れてきました。

お勧めです。日時指定の予約券が必要です。それでも、列ができていました。指定時間帯の早い時間に行くと、並ぶようです。

朝日新聞ポッドキャストに出ました3

2021年6月26日   岡本全勝

朝日新聞ポッドキャスト」の続きです。当日の録音風景を写真に撮ってもらったので、記念に残しておきます。収録は、6月7日、朝日新聞本社です。
放送局のようなスタジオではなく、普通の会議室でした。コロナ対策で、距離を取っています。
指向性の強いマイクとのことで、目の前にぶら下げられました。目障りでした。でも、私が机をたたいた音は、全く聞こえなかったですよね。

 

 

 

 

 

 

親知らず

2021年6月26日   岡本全勝

先日、親知らずを抜きました。ウィキペディア「親知らず

10年ほど前でしょうか、左下奥の親知らずを抜きました。この歯は、隣の歯に向かって、横に生えていました。あごが小さく、横向きに生えるようです。隣の歯を押す形で、痛くなってきたので、歯医者と相談して抜いてもらいました。
といっても、上に抜くわけにはいきません。どうするのかと思ったら、輪切りにして空間を作り、抜いたようです。
それ自体は問題なかったのですが、隣の歯がぐらつくようになり(横からの支えがなくなったからでしょうか)、しばらくしたら抜けてしまいました。もう少し早く歯医者に相談すれば良かったです。

今回は、右下奥の親知らずです。これも、横向きに生えています。こちらは隣の歯に向かって生えているのではなく、前に向かって生えていました。ただし、ほとんどが肉に隠れて、露出していませんでした。
歯医者は「これも抜きますか」と言いましたが、支障がないのでやめておきました。その後、歯医者を代わり新しい歯医者と相談したら、「問題ないなら、そのままにしておきましょう」となりました。

ところが、だんだん肉から露出してきて、ぐらつくようになりました。硬い物を噛むと、力が入りません。横向きに生えているのですから。で、歯医者と相談して、抜いてもらいました。
今回は、あっけなく終わりました。麻酔はしたのですが、歯がほとんど骨に刺さっていないとのことで、肉から外したら終わりでした。すっきりしましたわ。

朝日新聞ポッドキャストに出ました2

2021年6月25日   岡本全勝

朝日新聞ポッドキャストに出ました」の、裏話です。
ふだんの講演は、話の骨子を配り、図や写真を使うのですが、ラジオではそうもいきません。聞いている人がわかるように、かみ砕いて説明するようにしました。あわせて、ゆっくり話すこと、語尾をはっきりすることを心がけました。

記者さんの取材は何度も受けているので、お気楽に構えていました。秋山さんとは旧知ですし、質問も粗々事前に聞いていました。話が始まると、勝手が違いました。
取材の際は後で訂正できますが、ラジオはそうはいきません。もっと緊張して、ゆっくり考えて、言葉を選んで話すべきでした。

途中で秋山さんから、「机をたたくな」のジェスチャーが入りました。話に熱中して、身振り手振りを加えていたら(ラジオですから見えませんよね)、机をたたいていました。
ふだんテレビで見ているアナウンサーは、その道のプロなのですね。

冒頭は、私の紹介やら名前の由来やら、本論と関係ない話が続きます。多くの人は私を知らないでしょうから、これも必要なのでしょう。最後に、秋山さんのサービスで、このホームページを紹介しました。この項続く