年別アーカイブ:2020年

「ドイツがわかる」

2020年1月16日   岡本全勝

岩村 偉史著『ドイツがわかる─歴史的・文化的背景から読み解く』(2019年、三修社)が、勉強になりました。現代ドイツ社会の解説書です。宣伝文には、次のようなことが書かれています。
「ドイツ人の考え方と価値観を歴史的・文化的背景から読み解き、さまざまな変化に対処していく姿を描く。
第1章では、日常から社会の多様性を取り上げ、彼らの信条や価値観を探る。
第2章では、連邦共和国、キリスト教文化、社会福祉国家、多民族国家、EUをキーワードに解説する。」

歴史や政治制度の解説ではなく、ドイツ人の暮らしの解説です。制度を知ることも有用ですが、暮らしの実態の方が、より興味深いですよね。学問の対象も、制度や政治家の歴史ではなく、国民の実態と歴史に移ってきているようです。特に歴史学です。

国によって国民性、気風が違いますねえ。国際化が進んだといっても、お国柄はまだまだ変わりません。もちろん、多様性が進むこの時代に、「ドイツ人の暮らし」と一括りにすることは難しいでしょうが。
特に、働き方、宗教、移民などが、勉強になりました。そして、ドイツ社会も大きく変化していることがわかります。
いずれ日本も、いくつかの分野において、似た変化に直面することになるのでしょう。

コーヒー店、容器を持参

2020年1月15日   岡本全勝

東北新幹線、私の乗る「やまびこ」は、車内販売がなくなりました。温かいコーヒーを、売りに来ません。缶コーヒーは余り好きではないの、東京駅のコーヒー店で淹れたてを買って乗ります。
先日、窓口を見たら、「マイボトルを持ってきたら、50円引きです」と表示があります。環境保護に少しでも役に立つなら、よしと。

キョーコさんに話したら、娘がかつて使っていた携帯用魔法瓶(金属の保温水筒)を出してくれました。で、14日朝は、それを持って窓口へ。
はい、ちゃんと50円引きで入れてくれました。魔法瓶は軽くて小さいのに、保温能力はすごいです。冷めずに熱いままでした。

毎週月曜朝、東北新幹線、東京駅から福島駅までの1時間半は、私にとって「動く書斎」です。邪魔も入らず、自分の時間を持つことができます。たいがい隣席は空いていて、広いのです。
温かいコーヒーを飲みながら。切り抜いた新聞や書類に、目を通します。原稿に手を入れることも。月曜朝で、頭もさえています。
悩みは、書類に集中していると、車窓の景色を楽しむことができないのです。
しかし、福島から東京への帰りの新幹線は、疲れていて、本を読む集中力は続きません。

日本の国益

2020年1月15日   岡本全勝

1月13日の読売新聞1面コラム、田中明彦・政策研究大学院大学学長の「安倍外交7年 平和・繁栄・価値観で成果」から。

・・・しかし、そもそも現代世界において外交の評価とはどのように行うべきなのか。外交とは国益を最大化するための非軍事的手段による国際関係の処理である。そうだとすれば、本来、日本の国益とは何かが明確にならなければ評価のしようもない。現代における日本の国益とは何か。

抽象的にいえば、民主主義国の国益は、その民主主義プロセスが明示的・暗示的に定義する国の諸目的の実現にほかならない。多くの人々が大事だと考えること、これが国益である。
具体的に日本にあてはめてみれば、その国益は比較的はっきりしている。
第一に平和であり、日本の安全保障が侵害されないことである。
第二に繁栄であり、日本国民の生活水準を維持・向上させることである。
第三に国民が大事だとみなす様々な価値――自由、平等、法の支配などが維持・向上されることである。
いうまでもなく、細部を吟味していけば、いろいろと意見の違いはあるだろう。しかし、国益の大きな方向性としてそれほど異論はないのではないか・・・

かながわ政策法務研究会で講演2

2020年1月14日   岡本全勝

1月11日に行った「かながわ政策法務研究会」。講演中の写真を送ってくれました。
不思議な場所でしょ。船橋市役所前にある、旅館玉川の大広間です。
大正10年(1921年)創業の、由緒ある和風旅館です。できてから、なんと99年、来年で100年です。木造建築で、文化財にも指定されています。太平洋戦争でも焼けずに、残ったとのこと。しかも、温泉が出るのです。