12月10日の読売新聞夕刊に、「我ら東北サポーター130人、被災企業と汗 民間から復興庁出向」が載っていました。
・・・東日本大震災で被災した東北の企業を支援するため、民間企業から復興庁へ出向した人が130人を超えた。被災で失われた販路の回復や情報発信などに尽力し、任期を終えた後も「サポーター」として応援を続ける人も多い。震災10年を前に「被災地は第二の故郷」との思いを強くしている。
復興庁は2012年2月の発足以降、民間の力を活用しようと、1~3年の期限付きで出向者を募っている。これまでに通信や金融など43社・団体の計135人が採用された。・・・
記事には、ヤフーの高田正行さん、KDDIの花岡克彦さん、三越伊勢丹の川西恵理子さん(いわき沖で大きなヒラメを釣った人です。毎日新聞)と、懐かしい人が紹介されています。
復興庁は、職員が足らないことから、企業にも派遣協力を求めました。「助っ人」として公務員と同じ仕事をしてもらうだけでなく、産業再開分野などで特にその能力を発揮してもらいました。公務員では出てこない発想で、政策を考えてくれたのです。
復興庁内に、そのための組織もつくりました。「民間企業との連携」。悩んでいる被災地企業と、知恵を出してくれる大手企業を「お見合い」させる「結の場」も、彼らが考えてくれた仕組みです。
お金の支援でなく、情報や人の支援の重要性を明らかにしてくれました。また、民間企業の人と知恵が、行政組織や政策に有用だということも、示してくれました。
慣れない仕事、職場でご苦労もあったと思います。ありがとうございました。