人を傷つける天才

日経新聞私の履歴書、今月は、鈴木茂晴・大和証券会長です。株の営業一筋から、突然、社長秘書に移動します。そこで、いろんなことを勉強されます。
16日の文章から。

・・・部下の説教でも、ちょっとした配慮があれば全然違う。私が知る支店長の中に、人の心を傷つけるボキャブラリーが天才的に豊富な人がいた。この人に怒られると、自分の存在価値がゼロのような気分になり、働く気がうせた。
一方で、ミスをしたとき「君のような優秀なやつが、どうして……」などと言われると、素直に反省し、挽回するぞと思ったものだ。

部下からみて、仕えたい上司とはどんな人か。私が思う優れた上司とは、ずばり決断できる人だ。どんなに厳しい人でも決断してくれる上司はいい上司だ。一方でやさしく人柄もいいのだが、決めてくれない上司には仕えたくない・・・