8月中旬から不調だった、肝冷斎のホームページ。見ることができなかったり、開くことができないページがありました。ようやく、ほぼ復活したようです。いろいろと趣向を凝らしています。8月19日号には、「間違い探し」もあります。
その間に、野外調査に行ったり、野球観戦に行っています。この暑い時期に。その行動力は尊敬に値します。
私は、原稿執筆に追われていたのに。私は、人生を楽しむことが下手なようです。
8月中旬から不調だった、肝冷斎のホームページ。見ることができなかったり、開くことができないページがありました。ようやく、ほぼ復活したようです。いろいろと趣向を凝らしています。8月19日号には、「間違い探し」もあります。
その間に、野外調査に行ったり、野球観戦に行っています。この暑い時期に。その行動力は尊敬に値します。
私は、原稿執筆に追われていたのに。私は、人生を楽しむことが下手なようです。
今日8月26日昼、NHKテレビで、福島の桃を取り上げていました。「甘い、なめらか、もも」。再放送は、金曜朝4時です。
福島は桃の生産量が、日本で2位です。8月に限ると、1位です。桃の出荷は、西から始まるので、岡山県や山梨県が有名ですが、福島の桃も量とおいしさでは負けていません。世間では、知られていないのですよね。日本酒といい、どうも宣伝へたです。
原発事故の影響で、販売量が減っていたのですが、ようやく復活してきました。東南アジアでも、売れているのです。日本の2倍の値段がするようですが、それでも売れているのです。
私も大好きで、毎年、知り合いの果樹園から送ってもらっています。おいしいです。柔らかいのや硬いのや様々な種類があって、時期によって違う品種が楽しめます。こんなに種類があるとは知りませんでした。
8月24日の朝日新聞オピニオン欄は、歴史学者・米シカゴ大学講師である王友琴さん、文化大革命についての「絡み合う、被害と加害」でした。
・・・中国社会を大混乱に陥れた文化大革命の終結から43年。中国の人々はいまだにその傷痕を癒やすことができていない。1千万人にも上るとされる、その犠牲者一人ひとりの記録を独自に調査している米国在住の中国人学者がいる。見えてくるのは絡み合う「被害」と「加害」。私たちは歴史の記憶にどう向き合うべきなのか・・・
・・・文革が終わって大学入試が再開され、北京大学の中国文学部に合格します。そして徐々に文革でいったい何が起きたのかを調べ始めました。なぜですか。
「私の調べた北京の学校10校で1966年8月だけで校長3人と教師3人が迫害によって亡くなりました。しかし、校史には何の記載もありません。政府の発表にも被害者の細かな史実はありません。でも、そんなのはおかしい。死者には一人ひとり、名前がある。当時、必ず誰かが見聞きしていたはずです。単なる数字ではなく、すべての死者が尊重されるべきではないでしょうか。そのためにはまず、すべての死が記録されなければならない。そう思いました」・・・
・・・「南京大虐殺を調べる学者は支持され、募金の呼びかけもあるのに、文革を調べる学者は調査をやめろと言われる。同じように中国人の死について調べているのにですよ。ダブルスタンダードと言われても仕方ないですよね。すべての歴史に対し、事実は事実として認めるべきだと思います」・・・
・・・2013年ごろ、中国で当時の紅衛兵が自らの行為を謝罪する動きが出ました。これまでになかった文革での「加害」への自意識です。どう受け止めましたか。
「外相などを歴任した陳毅の息子の謝罪のことですね。彼は紅衛兵として文革時に自分が教師を批判したことを謝罪した。それ自体はいいことですが、詳細については語っていません」
「きちんと事実に向き合わない人も多い。例えば、私の学校の紅衛兵の『親玉』として有名だった女性は『副校長を守れなかった』ことにおわびをしました。でも、それは違う。直接に手を下したかどうかは別として、そうした状態をつくるのに彼女たちは関与したのではなかったのか」・・・
文化大革命は1966年から1976年です。私でも小学生~大学生の時代ですから、いまの若い人は分からないでしょうね。
当初は実態が分からず、その名前通りに受け取った人が多かったようです。実態は、毛沢東とその取り巻きによる権力奪還闘争、それも国民を大々的に巻き込んでの闘争だったようです。まずは、名称を変えないと、誤解は一人歩きします。
中国と中国共産党が、詳しい検証を公表していない、させないので、国民にとってもよく分からないままでしょう。
国家が歴史の解釈を独占することの怖さが、わかります。研究や報道を規制するということは、それだけ権力にとって「都合が悪いこと」なのでしょう。また、それだけ権力は「弱い」のでしょう(強くて心配ないことなら、規制はしないでしょう)。逆に、自由主義、民主主義の「強さ」が分かります。
ウィル・デュラント、アリエル・デュラント著『歴史の大局を見渡す』 (2017年、パンローリング)を本屋で見つけて、読みました。
アメリカの歴史家による、エッセイだそうです。歴史を大局的に見渡します。
そこには、歴史が何によって形作られるかの思索が綴られています。
人の性質、モラル、宗教、経済学、社会主義、政治、戦争といった要素と、発展と衰退、進歩といった見方が述べられています。
著者は、「哲学について全体像の感知、すなわち物事を「sub specie totius」(全的相の下に)見るものと考えた」(ウィキペディア)とのことです。
なるほど。
学問の世界は、社会科学も自然科学も、細かく分けて分析する流れにあるようです。しかし、それらを全体に見る見方、あるいは横串にした見方も欲しいです。
ただし、残念ながら、エッセイに終わっているようです。私なら、どのような要素を取り上げ、どのように記述するかなどを少し考えながら、読みました。
学問的に、このような大局観で歴史を分析したものはないですかね。それとも、歴史とは、簡単なものではなく、そのような大局的分析にはなじまないのでしょうか。
ところで、翻訳には、原著の出版年や解説がついていません。この本が、どのような位置づけにあるのかわかりません。少々不親切ですね。
アメリカの経営者団体が、株主第一主義を見直すそうです。8月20日の日経新聞夕刊「米経済界「株主第一」見直し、従業員配慮を宣言」。8月21日の日経新聞「米企業「株主第一」に転機 背景に社会の分断」。
・・・米主要企業の経営者団体、ビジネス・ラウンドテーブルは19日、「株主第一主義」を見直し、従業員や地域社会などの利益を尊重した事業運営に取り組むと宣言した。株価上昇や配当増加など投資家の利益を優先してきた米国型の資本主義にとって大きな転換点となる。米国では所得格差の拡大で、大企業にも批判の矛先が向かっており、行動原則の修正を迫られた形だ・・・
新しく掲げた全利害関係者への約束では、1顧客、2従業員、3取引先、4地域社会、5株主となっています。
株主は5番目です。1から4番目も納得します。
というか、これまでの「株主第一」がおかしかったですよね。CSR(企業の社会的責任)を突き詰めれば、今回提示されたような関係者が、重要なものとして出てくるはずです。