宮城県被災地視察、その2

宮城県被災地視察」の続きです。追悼記念施設も、各地でできつつあります。
石巻市の南浜津波復興祈念公園は、中心となる建物が建ち上がりました。まだ、完成までには時間がかかります。写真で赤線で囲った地域全体が公園です。ここに町があったのです。危険なので、住宅の建築を禁止し、公園にします。

気仙沼市の東日本大震災遺構・伝承館は、被災した高校の建物を保存したものです。
当日、生徒たちは高台に避難し、それも指定場所では危ないと考えて、2キロ内陸まで逃げました。残っていた先生たちは、屋上のさらに塔に上って助かりました。
校舎に入ることができます。窓や天井は津波によって破壊され、机などが流され、代わりによその家の部材が入っています。3階に、津波で流されてきた自動車が残っています。
市民から提供された津波の映像は、迫力があります。13分間なのですが、見終わると30分くらい経ったような気がします。
当時を知っている人も、だんだん記憶が薄れているでしょう。また、若い人たちには、知らない人も増えてきます。ぜひ、ご覧ください。