浪江町での米作り

9月27日のNHKニュースウェッブが、「震災後に進出の農業法人が稲刈り」を伝えていました。
・・・おととし、原発事故による避難指示が一部で解除された浪江町で、地元の農家や、ことし、震災後初めて町に進出した農業法人による稲刈りが始まっています・・・

・・・浪江町では、原発事故による避難指示が一部で解除された後、徐々にコメの作付け面積が広がっていて、ことしは去年のおよそ3.5倍の27.23ヘクタールで栽培されています。
このうち、4分の1にあたる7.21ヘクタールで栽培されている、町北部の藤橋地区では、今週から稲刈りが始まっています。
この地区では、ことし、農業法人として震災後初めて町に進出した、仙台市に本社がある「舞台ファーム」がコメの生産を行っています・・・

地域のにぎわいを取り戻すために、産業再開が不可欠です。商工業については、福島相双復興推進機構が各事業者の相談に乗っています。
次の課題は、農業です。高齢化もあり、農家が戻らない、営農を再開しない場合も多いのです。そのために、ほかの農家に委託する、新しく入ってきてもらうことが必要です。
その際に、経営として成り立つためには、ある程度の規模が必要です。農地を借り上げて規模を大きくし、法人に営農してもらう方法も進めています。