今年の秋は何をしたか、去年の今頃は、

先日、「時間が経つのが早くて困る」と、いつものセリフを書きました。
で、どのように時間が経っているのか考えるために、先週と先月、さらにこの秋は何をしたのか、手帳を見てみました。すると、結構いろんなことをしているのです。

毎週前半の福島勤務のほかの本業、金曜日の慶應大学での授業。そのほか、数回の講演会、その合間を縫って「明るい公務員講座」第3巻の加筆。そして、毎晩のように続く異業種交流会。休日は原稿書きのほか、孫の相手、新宿紀伊國屋までの散歩、展覧会巡り。このホームページの加筆も、入れておきましょう。毎晩、時間がかかっているのです。

さらに、去年の今頃は何をしていたか。去年の手帳も読み返しました。
今頃は、日経新聞夕刊コラム連載の原稿を準備していたのでした。すっかり忘れていました。
その頃のことです。いくつもコラムの案は持っていたのですが、「こんな内容で良いのだろうか」と悩み、また先輩から「25回は長いので、途中で息切れするよ」と助言をもらってテーマを並べていたのです。そして、1月4日からの連載が始まる前に、結構な分量を書き上げておきました。

もう、1年が経つのですね。その間に、いろんな本も読んだはずなのですが、何を読んだか忘れています。すごい忘却力です。
毎日、新しいことが、脳に書き込まれます。その際に、もう私の脳は記憶容量が満杯で、過去の記憶の上に上書きされるのでしょう。日々忙しくしていると、そして次々と別のことに取り組んでいる、昨日のことをすぐに忘れるのです。