慶應大学、地方自治論Ⅱ第5回目

昨日2日は、慶應大学で地方自治論Ⅱの第5回目の授業。地方税の説明に入りました。総務省自治税務局に提供してもらった資料を使い、実態の説明をしました。
また、去年に引き続き、所得税の申告書の説明も。所得税は国税ですが、どのような計算になっているかを理解してもらうためです。多くの従業員は、源泉徴収で天引きされているので、所得税がどのような計算式で算出されているか、知りません。私も、若い時はそうでした。
源泉徴収制度は、徴収する側は便利ですし、納税者も手間が省けて楽ちんなのですが、納税者が納税を意識しない、「天引きされているだけ」と思ってしまいます。しかし、国民として知っておくべき事柄です。
私の授業は、本を読めばわかることは話しません。慶應大学生なら、読むべき本と、特に読むべきか所を指示すれば、読んでくれますから。
本に書いていないことをお話しする、実務経験者としての知識をお話しすることが、私の役目です。
説明しきれなかった分は、来週お話しします。