たんぱく質考古学

「たんぱく質考古学」って知っていましたか。1月7日の朝日新聞が大きく解説していました。詳しくは、記事を読んでもらうとして。中に、次のような記述があります。
・・・奈良県明日香村にある7世紀の牽牛子塚(けんごしづか)古墳から出土した豪華な棺を分析すると、中国原産のカイコに由来する絹が使われていた。
一方、3世紀ごろの奈良県桜井市の纒向(まきむく)遺跡から出た巾着型の布製品は、やはり絹だが日本在来のヤママユガだった・・・
へえ、そんなことまで分かるのですね。科学の進歩は、すばらしいです。

牽牛子塚古墳は、子どもの頃、自転車に乗ってしばしば見に行きました。近鉄飛鳥駅の近くの小山の中にあり、石室を覗くことができました。きれいに加工された石で、部屋が二つ並んでいました。不思議な形でした。近年、発掘されて、大きな話題になりました。
近くに、真弓鑵子塚古墳(まゆみかんすづか)があります。こちらは、大きな石室に入ることができました。自然石が積み上げられて、大きなドーム型の空間になっていました。最大幅4.4m、高さ約4.7m。使われた石は約700個だそうです。一人で入ると、積み石が落ちてこないかと、怖かったです。今は、立ち入り禁止です。