相を反映する食事、食費

7月16日の朝日新聞天声人語は、「エンゲル係数の上がる国」でした。
・・・明治の昔、日本のエンゲル係数は60~70%で推移した。昭和の初期は50%前後に下がったが、敗戦による窮乏で再び60%前後に戻った。高度成長をへて20%台へ下がった・・・それが再び25%を超えたそうです。
貧しさの反映ということより、世相を反映している部分が興味深いです。
・・・調理済み食品を買って家で食べる人が増えた。レジ前での大藪さんの観察によると、いまや買い物カゴの中身は、女性客がお総菜、若い男性が即席麺、高齢男性はお弁当である。これら「中食」の急増が係数を押し上げた・・・
なるほどね。若い人のカップ麺やコンビニ弁当依存は、心配になります。栄養が偏りますよね。彼らのエンゲル係数はかなり低く、逆に、スマホなどに使っている通信費が大きくなっているでしょう。