被災地視察

2月1日、2日と、宮城県の被災地を視察してきました。住宅再建も着実に進んでいます。次の課題は、産業再建です。特に、水産加工業と観光が大きな課題です。何度も書いているように、水産加工業は、国の補助金で施設と設備は復旧したのですが、販路が戻っていません。そこで、大手企業などとのお見合いの場である「結いの場」や、買い手を集めた商談会を開催しています。昨年開いた商談会は、生産者と買い手がたくさん集まり、またその人たちをつなぐ「仲人さん」がいて、大きな成果がありました。仙台商工会議所の幹部もそう言っておられました。この試みは、今年も開く予定です。
2月2日の朝日新聞「東日本大震災5年、現場から考える。下」は「水産復興、担い手どこに」でした。ここに書かれているように、従業員が確保できないことも、課題です。通常は、働く場がないので行政が企業誘致などに力を入れるのですが、逆のことが起こっています。また、記事では、「巨額補助金、売り上げは戻らず」も書いていますが、結いの場などの新しい支援について、触れていません。これは、書いて欲しかったですね。