徒然草

今日は、サントリー美術館の「徒然草展」に行ってきました。先日に行ったキョーコさんが、「よかったわよ。勉強になった」とのことなので。
なるほど、勉強になりました。木登りの名人、榎の僧正、石清水に参る仁和寺の僧など、昔習った文章が出てきました。
徒然草って、江戸時代にも、たくさんの人に読まれていたのですね。3大随筆といわれていますが、処世訓として重用されたのでしょう。そして、絵巻物で読んだのですね。文字だけの冊子より、親しみがわきます。
記録に出てくるのが、書かれてから100年後で、兼好法師が書いたとは、実のところわからないのだそうです。初めて知りました。
このような展覧会の度に思うのですが、昔の人は達筆ですね。読めませんし、我が悪筆を振り返り、恥ずかしいです。でも、兼好法師は、「手のわろき人の、はゞからず、文書き散らすは、よし」(第35段)と言っています。
もっとも、「自分のことばかりしゃべる奴はダメ」とも言っていますが(第56段)。