原稿提出

締め切りが迫っていた原稿を書き上げ、提出しました。東日本大震災での政府の活動を、整理し評価したものです。この間ずっと携わっていたので、素材には事欠かず、またしばしば講演や報告に呼ばれたので、整理もできています(もっとも、原子力災害は、私の所管外でした)。
しかし、あらためて、「大災害時の政府の役割は何か」を考えると、奥は深いです。救助と復旧について何ができて何ができなかったかという次元だけでなく、暮らしと町並みを失った国民に対し政府はそもそも何をしなければならないか、何をしてきたかが、問われます。国民を保護し生活再建を支援するという基本的な仕事で、「政府の能力が試される」のです。政府と官僚のあり方を考えている私にとっては、良い機会です。
分量は2万字(400字×50枚)なので、そんなにたくさん書くことはできません。当初書いた原稿を、かなり削りました。でも、簡潔にまとめる方が、読む人にはわかりやすいです。書く方は大変ですが、自分が何を主張したいのかが明確になります。
活字に残しておくことが重要と思い、これまでかなりの文章を書いてきました。最近は、「生産能力」が落ちています(反省)。睡眠時間を削り、付き合いを断り、休日を執筆に充てなければならないのです。中断した連載もあります。長尾編集長、ごめん。
12月初めにはほぼ書き上げて、何人かの人にみてもらい、自分では気がつかない視点や間違いを指摘してもらいました。一人で書くのは、危ないですね(苦笑)。今日、最後の確認をしたら、それでも加筆した方が良いところが見つかりました。でも、締め切りが来たので、手放します。活字になることを、乞うご期待。
さて、これで3日間のおやすみは終了。明日から、仕事です。といっても、息子も婿も、今日から働いています。