ホームレスの数減少

厚生労働省の調査で、全国のホームレスの数が1万人を下回りました。
2003年の調査では、2万5千人でしたから、10年間で半分以下にまで減りました。この間に景気はあまり良くなっていませんので、政府の取組や各自治体の支援策が効果を上げているということでしょうか。
新聞には小さくしか載りませんでしたが、社会にとって大きな事案だと思います。派手な事件ではなく、また写真で見えるモノでもないので、その意義が見過ごされます。
他方で、自殺や離婚は減らず、孤独死、児童虐待や高齢者虐待は増えています。私は、かつて安倍内閣の時に「再チャレンジ政策」に携わり、また「社会関係のリスク」に関心を持っています。これらは、豊になった日本社会の新しい課題の一つであり、政府や自治体、社会が力を入れなければならない課題です。