異動・復興本部事務局次長になりました

6月27日に、東日本大震災復興対策本部事務局次長に就任しました。被災者支援チームの次長も、兼務したままです。気持ちを引き締めて、被災地の復興のために、引き続き頑張ります。
これまで3か月間、被災者支援の仕事をし、現地にも何度も入っていますので、今度の仕事もこれまでの仕事の延長にあります。松本龍大臣、平野達男副大臣も一緒ですし、上田健審議官も次長として一緒に移ります。既に50人を超える職員が発令されています。各省から集まった優秀な職員と一緒に、これまで同様に素早い仕事、被災地の立場に立った仕事を心がけます。
場所は、首相官邸の前の坂を下った、アメリカ大使館の前の民間ビルです。適当な庁舎がなかったので。
28日には、第1回の復興本部会合が開かれ、私たちは構想会議の「提言」を具体化する作業に入っています。

新しい組織の立ち上げ、直ちにトップスピードの仕事に入るために、この数日、またもやとんでもなく忙しい生活を送っています。職場では、次々としなければならないことが出てきますし、布団の中でも、こうした方が良いなというアイデアが出てきます。すると、睡眠時間が削られて。新しい仕事を立ち上げる、各省から職員が集まった組織で仕事をするというのは、なかなかないことです。
前例のない仕事の難しさです。下からの積み上げだけでは仕事は進まず、どうしても全体を考えたトップダウンが必要となります。もちろん私はアイデアを考え、漏れ落ちがないかを探し、指示を出すまでで、実際に内容を考え実行してくれるのは職員です。官僚制の特色の一つが、前例通り、決められたとおりに仕事をする、です。しかし、ここではそんな「常識」は通じません。
たくさんの方から、「はまり役ですね」といった激励の言葉(?)をいただきます。う~ん???でも、ありがたいことです。