被災地現地での会議

11日土曜日は、岩手県釜石市で、被災市町村との意見交換会でした。復旧、復興に際し、どのような点が問題になるのか、国として何をすればよいのか。直接、意見を聞こうという趣旨です。現行制度のどこが使い勝手が悪いのか、東京にいたのではわかりません。また、市町村も、なかなか言い出しにくいでしょう。特区をつくるなどの構想もでていますが、何を変える必要があるのか。それを探るためです。
今回は、総理も出席されました。来週は、宮城県内で2か所、岩手県内でもう2か所開催する予定です。

12日日曜日は、仙台市で、孤独死(孤立死)を防ぐための有識者会議を開きました。仮設住宅での孤独死は、阪神淡路大震災の時も、大きな問題になりました。今回の被災地は高齢者、単身生活者が多いのです。これまでの経験を生かし、どうしたら防ぐことができるかを検討し、関係者の皆さんに理解してもらうためです。
復旧・復興は、道路の補修や家の再建といったハードだけでなく、このようなソフトも重要です。しかし、人間関係は難しいです。若者の引きこもり対策をやっているNPOなどが、活躍しています。
3月11日の発災以来、3か月が経ちました。仮設住宅の建設も進み、復旧や復興に重点が移りつつあります。

これらの会議は、1週間に満たない短期間で、準備をしました。また、各界の方に出席していただきます。そして、場所は東京ではありません。これだけの会議を設営してくれた職員、県庁、市町村の方に感謝します。
私は、金曜日の夜に盛岡に入り、土曜は釜石まで往復。岩手県は広いので、かなり距離があります。夜は盛岡泊まり。そして、日曜朝に仙台に移動しました。今週もよく働きました。金曜日定例の資料更新をご覧下さい。
振り返ると、この仕事について以来、先週と先々週の日曜日に、お休みを頂きました。二日だけですか。まだまだ、たくさん仕事があるということです。