年別アーカイブ:2010年

税務専門課程

2010年8月19日   岡本全勝

今日は自治大学校で、税務専門課程徴収事務コースの入校式がありました。文字通り、地方税の徴収事務の専門課程です。全国の都道府県・市町村から、101人の税務職員=学生が入校しました。これから1ヶ月半、みっちりと専門研修を受けます。もっとも、すでに1か月以上の事前研修を済ませて、入校しているのですが。この課程では、授業方法にかなりの工夫をしています。
1 専門講師による講義(これは通常)
2 講義中に随時課題が出され、グループで検討する授業(講義・演習一体型)。学生はグループに分かれて、座っています。
3 事前に課題を与え、個人で検討した後、グループで検討。その結果をレポートにまとめて提出し、それを元に講師が講義をする授業(講義・演習分離型)
4 納税交渉や財産調査の事案について、行政側と納税者側に分かれての、ロールプレイング型授業
5 各人が持ち寄った、現状と課題などを元に、グループでおこなう討議・情報交換授業
といった、実践型の授業を行っています。税の徴収にあっては、滞納者に対する交渉、財産の調査、差し押さえなど、難しい場面が多いのです。
また、今日は校長講話を変更して、総務省自治税務局青木企画課長に、講義をお願いしました。講義を終えた青木課長からは「今日の学生さんたちは、真剣さが違いますね」と、おほめの言葉を頂きました。ありがとうございました。
防後教務部長、担当の松崎君、ご苦労様です。

うれしいお誘い

2010年8月18日   岡本全勝

最近、めでたいお話が、次々と届きます。この1週間のうちに、「子どもが生まれました」という、かつての部下からの報告が2件。「秋の結婚式でスピーチせよ」という招待状が、1件届きました。うれしいですねえ。その他に、「私の慰労会が延期になっています。早くしてください」という催促も。総務省以外の人も多く。みんなに苦労をかけましたからねえ。
一方、自治大学校に異動したら、「自治大を案内せよ」という、電話とメールが来ます。これもありがたいことです。

国家政策の転換、理念と手順

2010年8月17日   岡本全勝

細谷雄一著『倫理的な戦争――トニー・ブレアの栄光と挫折』(2009年、慶應義塾大学出版会) を読み終えました。この本は、読売・吉野作造賞を受けたので、覚えておられる方も多いでしょう。
先生の趣旨は、次のようなものです。これまでの戦争は国が国家の安全と利益のために闘うものでしたが、コソボやルワンダ内戦で人道に基づく介入「倫理的戦争」が新たに出てきました。1997年にイギリスの首相になったトニー・ブレアが、その考えに基づき、イギリスの外交政策を転換します。そして、アフガニスタンやイラクで、アメリカと共に闘ったことを取り上げています。しかし、人道的介入の立場に立つブレア・イギリスと、国益から闘うブッシュ・アメリカとの軋轢は、最後に破綻します。これ自体が、大変大きなテーマなのですが、それとともに私が関心を持ったのは、次のようなことです。
ブレア労働党党首が保守党から政権を奪取した時に、従来のイギリス政府の外交安全保障政策を転換します。その際には、自らの労働党の政策をも、大胆に変えるのです。そこには、ブレア首相個人の哲学が大きな要素になりますが、彼はアドバイザーの意見を聞き、外務省や国防省の考えを転換させ、議会で自らの考えを述べて賛同を得ます。さらに、欧州やアメリカでその考えを主張し、国際的な賛同も得るのです。
すなわち、歴史的背景と現実の国際状況を踏まえ、自らの政策を作ります。そしてそれを実現するために、政策コミュニティでの議論、各省での説得と転換を行い、さらに外交安全政策ですから、ヨーロッパ各国やアメリカなどの説得も必要です。それを彼は、信念と情熱と手順を使って実現していくのです。政策の実現、政策の変更とはこういうものかと、改めて考えさせられます。

悲しいサガ

2010年8月16日   岡本全勝

今日は久しぶりに出勤。たまったメールに返事を書き、たまった資料を整理するのが、大変でした。私の職場では、安全のために、メールを自動で転送することが禁じられています。
休みを取って家でごろごろしているより、職場で仕事をした方が、身体がシャキッとするのは、なぜでしょうか。身体が仕事をする方に慣れていることもありますが、仕事がなく緊張がなくなると、人間は堕落するのでしょうね。

政治の在り方

2010年8月16日   岡本全勝

読売新聞政治面では、最近の政治主導について、「政策決定」の連載を載せています。まずは、経済財政諮問会議を取り上げています。日々の出来事を追いかけるのではなく、このような分析を期待します。