年別アーカイブ:2010年

第1部学生、もうすぐ卒業

2010年8月31日   岡本全勝

今日は、第1部学生に、2時間あまり、講話と講義をしました。第1部の学生は4月に入学し、明後日9月2日に卒業します。私は7月末に大学校に着任したので、彼らと話す機会がありませんでした。今日の午後は、寮を出る準備などのために取ってあった時間なのですが、教務部にお願いして、校長講話を入れてもらいました(学生にとっては、迷惑でしたかね)。
私が、校長講話としてお話ししたのは、自治大学校が学生に何を期待し、そのためにどのような講義や演習を提供しているかということです。第1部学生は、県や市の幹部候補生です。これからの活躍と出世を、期待されています。
講義としては、社会の変化が地方自治体と公務員にどのような課題を突き付けているか、これから私たちは何をしなければならないかという見取り図を話しました。皆さん、熱心に聞いてくれました。
また、放課後は、学生主催の卒業パーティに、呼ばれました。クラブ活動の成果発表が余興として出され、武道の演技や民謡なども披露してくれました。その他に茶道など、みんなそれぞれ、5か月間の寮生活を活用、エンジョイしているようです。5か月間の生活を振り返るスライドも、上映されました。初めのうちは歓声が上がっていましたが、最後はみんなが「じ~ん」と来ていました。ちなみに、今期の学生は、平均年齢40歳です。いろいろと、楽しかったこと苦しかったことを、思い出していたのでしょう。
懇談の中で、大学校生活の成果と反省を、本音で聞かせてもらいました。「授業が高度で、最初はついていくのが大変でした」「先輩からは、飲み代が大変だと聞いてきましたが、そんなに飲む時間はなかったです」「演習は勉強になりました」などなど、充実した体験だったと報告してくれました。もちろん、校長にですから、割り引いて聞かなければなりませんが。

暑い夏

2010年8月30日   岡本全勝

明日は、8月31日。8月も終わりですね。いつものことですが、8月は早く終わります。事前には、いろいろと計画を立てるのですが、なかなか実現しません(笑い)。
特に今年は、例年になく暑い日が続き、しんどい夏でした。皆さんは、大丈夫ですか。この暑さ、いつまで続くのでしょうね。

高負担納得の理由

2010年8月29日   岡本全勝
27日の朝日新聞「北欧に学ぶ、スウェーデン」から。
・・スウェーデンでは、確定申告が納税の基本だ。簡単な申告を可能にしているのが、生まれた瞬間に与えられる住民登録番号である。
企業など雇用側が払った給与や差し引いた保険料などを税務署に伝えるほか、金融機関も預金や株式売買による収入などの情報を、税務署に報告する。税務署がこれらをまとめて税額を計算し、国民は年度末に税額を計算し、自分のデータに間違いがないかを確認するだけ。
・・高負担を納得してもらうための一つの答が、地方分権だ。農村と都市、若者が多い町と高齢者が多い町ー地域事情にあった施設やサービスがあれば、それだけ満足度が増し、負担感は薄れる。
国、県、市町村が、役割を分担する。高齢者介護や障害者ケア、乳幼児保育などは市町村が、病院での医療は県が受け持つ。国は外交や防衛のほか、雇用や教育、住宅政策を担う。役割に合わせて、税源が地方に移された。
ウオメ大学のユナス・イドルンド助教授は「透明性が高いので、国民が仕組みを理解している。だから、選挙でむやみに減税を叫ぶ政党を、市民は怪しむ。そういう政党は、たいてい負けている」と言う。

口蹄疫、封じ込めか選抜か

2010年8月29日   岡本全勝

28日の朝日新聞オピニオン欄「私の視点」、萬田正治鹿児島大学名誉教授の、今回の宮崎県の口蹄疫についての発言から。
・・根本的な問題は、旧態依然たる国際獣疫事務局(OIE)の指針とそれに従う日本の対応策、そして近代化畜産にあるのではないか。
OIEは、世界を口蹄疫発生がない「清浄国」と、ある「非清浄国」に分類する・・しかし、グローバル化で人と物の往来が地球規模で頻繁に行われる今日では、人や物に付着する病原体を陸海空の国境ラインで未然に防ぐことはほぼ不可能だ・・
そもそも細菌やウイルスなどの病原体に対して、人間を含む動物はその抗体を獲得し、抵抗力を身につけて対処してきた。これに対して病原体は耐性を獲得したり、新型の病原体となったりして反撃する。再び動物はその抗体をつくる。この繰り返しが生物の進化だ。従って、無菌化社会を進めていけば、かえって動物が持つ免疫力を衰弱させ、動物たちを危機に陥らせることになる。清浄国の家畜たちは、口蹄疫ウイルスに日頃遭遇しないために口蹄疫に抵抗力をもたないひ弱な家畜となり、ウイルスの侵入で発病し、大騒動となる。
今回、全頭殺処分ではなく発病しなかった家畜を残せば抵抗力のあるものを選抜する結果となり、低コストの有効な対策となっただろう。マスコミ報道は国民に恐怖感を与えたが、この病気は一般に人間には感染せず、動物の致死率も低い。健康な家畜を育て抵抗力をつければ、怖い伝染病ではない・・
そのような考え方も、あるのですね。

アメリカ書店事情

2010年8月29日   岡本全勝

28日の朝日新聞別刷りbe「フロントランナー」小城武彦丸善社長のインタビューから。
・・米国は日本の25倍の面積ですが、書店数は1万店を切っています。一方で、日本は1万5千店以上残っている。米国で本を買うには、車で30分走らなければいけません。日本人は通勤や通学途中に立ち寄って買えます・・