今日は、慶応大学授業の2回目。100人あまりの学生が、聞いてくれました。授業の内容も、本格的な部分に入り、だんだん調子が出てきました。学生の目を見ていると、「ここは興味を持って聞いているな」ということが、良くわかります。大事な話なのに反応が今一つの場合は、例を入れ替えたりして、もう一度話すようにしています。
学生とも、歯車がかみ合ってきました。笑ってほしいところで、笑ってもらえましたから。もっとも、40歳前後の自治大の研修生を相手にしゃべるのと、20歳の学生さんを相手にしゃべるのでは、勝手が違います。小話をしながらも、「これは20歳の人には受けないなあ・・」と、反省したり。
私にとって人前でしゃべることは、毎回、これまでに得た知識と経験を総動員し、全身全霊を尽くして行う、真剣勝負です。観客の反応を探りつつです。「あれもお話ししたい」「これも教えておきたい」ということが、次々と頭に浮かびます。必要なことはレジュメに書いておきますが、それは市販されている教科書を読んでもらえばよいことです。書かれていないこと、授業ではそれも重要なのです。
今の学生さんは、まじめです。ほとんどの人が居眠りもせず、聞いてくれます。
残念ながら、来週(10月13日)は、本務が外せず、休講にします。今日配った資料は、20日に使うので、持ってきてください。