今日は、消防大学校で、自動車を燃やしました。先日の家屋と同じように、火災原因調査の「実験台」を作るためです(11月4日の項)。いつもの燃焼実験棟(巨大な体育館)の中でです。
廃車に仕掛けをして、炎上させます。自動車火災の多くは、エンジンなどの整備不良が原因です。停車中にして、エンジンを回します。そのうちにエンジンが止まり、煙が出て、火が出ます。
アクション映画では、自動車が衝突して、派手に爆発し炎上します。しかし、実際には、爆発もしなければ、燃え上がりもしません。
自動車で燃えるものと言えば、ガソリン、オイル、合成樹脂部品、タイヤです。残りは鉄のかたまりですから。エンジンルームから火が出る場合は、ガソリンやオイルに引火し、合成樹脂、特にバンパーなどに燃え広がります。煙が出て、じわじわと炎が広がります。煙と臭いは、ひどいです。
なぜ、爆発しないか。爆発や炎上するためには、それだけの条件が必要です。多量のガソリンが気化していて、それに引火するとか。でも、自動車は構造上、そうはなっていないのです。その前に、普通の状態では、燃えもしません。そのように作ってあるのです。
焼け焦げた車は、明日、学生によって原因が調べられます。
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地域主権戦略会議
11月16日、総理大臣官邸で、国と地方の協議が行われました。17日には、内閣府に地域主権戦略会議が、設置されました。
人生を越えた時間
週末に、東京国立博物館の「皇室の名宝」と、皇居東御苑での「御即位20年記念特別展」を、見に行ってきました。千年の時を越えて引き継がれてきた正倉院の品々や平安時代の書。
青銅器には、もっと古いものがあります。3,000年と聞くと、それだけで圧倒されます。私は、青銅器も好きなのですが。しかし、土の中から発見されたものと違い、壊れやすく燃えやすい書が保存されたというのは、大変なことですね。
即位礼の儀式も、一部復活されたものがありますが、奈良平安の古式が引き継がれています。
「伝統」と言えばそれまでですが、その重みは大きいです。先日、人生にとっての20年の意味を書きました(11月12日の項)。他方、このように千年や二千年にわたって引き継がれるというのは、人為を越えた時間ですね。
定住外国人施策推進室
15日の日経新聞読書欄「今を読み解く」で、藤巻編集委員が、移民問題を取り上げておられます。「移民政策」は政治が決めなければならない課題ですが、現在日本におられる「定住外国人対策」は、政治と行政が取り組まなければならない仕事です。
記事でも紹介されていますが、今年1月に、内閣府に定住外国人施策推進室が設置されました。これまで、各省で取り組んでいたのですが、政府全体の担当組織がありませんでした。現場である市町村役場では、取り組みが進んでいる分野でもありました。「定住外国人施策ポータルサイト」もつくられています。もちろん、英語やポルトガル語もあります。各市町村でも、このようなページが作られ、国のサイトとリンクされると便利なのですが。
このほか、内閣府の共生社会政策担当政策統括官(局に相当)では、青少年対策、自殺対策など、社会の問題に取り組んでいます。今年の春に「子ども・若者育成支援推進法」が成立したことは、先日(10月19日)紹介しました。これも、この統括官が担当しています。ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)も、担当です。これまで十分認知されなかった暮らしの課題が、行政の仕事として取り組まれつつあることは良いことですね。まずは、行政の課題として取り上げ、担当部門をつくる。ここから、対策は始まります。そして、このような課題は、道路や箱ものと違い、予算をつけたら完成する施策ではないのです。行政にとって、難しい課題です。拙著「新地方自治入門」では、このような問題を、地域が取り組まなければならない課題として、取り上げました。現場では、逃げたり先送りができないのです。
テレワークを進めるために
テレワークを進めておられる田澤由利さんから、日経ネットに、「テレワーク普及はなぜ進まないのか?~「子育て」「雇用」などの施策と連携を」を書いたのでと、メールが来ました。ここで紹介します。田澤さんの主張のポイントは、次のようなものです。
・・・そこで私は、フレックスタイム制度や短時間勤務などの「柔軟な働き方」の究極の形がテレワークである、と位置づけることが、テレワーク普及の近道であると考えた。まず、「柔軟な働き方」の重要性を提示した上で、その究極の形である「テレワーク」を伝えるという流れだ・・・
私も、納得します。詳しくは原文をお読みください。