消防大学校長の仕事

今日は、消防団長科の卒業式。式の後、中島みゆきさんの「ヘッドライト・テールライト」(NHKプロジェクトXのエンディングテーマ)の音楽が流れる中、在校生に見送られ、全国に戻って行かれました。
消防大学校では、消防職員(市町村の常勤職員)のほか、消防団長も受け入れています。今回、卒業された団長さんたちは、20名。平均年齢60歳です。
ご存じのように、消防団は職業を持ちながら、ボランティアで消防に従事してくださる人たちです。全国に約90万人おられます。常勤の職員は16万人ですから、その大きさがわかります。かつては、常勤の消防職員は都会しかいなくて、田舎は消防団だけでした。全国に消防署ができたのは、昭和40年代以降です。詳しくは、消防庁のホームページをご覧ください。
団長科は9日間のコースです。でも、農業なり商店なりお勤めなり、お仕事をお持ちですから、休んで入校するのは、大変なことです。もちろん、日頃の訓練や出動も、仕事を持ってのことですから、ありがたいことです。
日本のボランティア活動の中でも、元祖だと、私は考えています。しかも、危険を伴う活動です。