職場の防寒対策

職場での必需品に、膝掛けがあります。霞ヶ関では、地球温暖化防止のため、暖房の温度を抑えています。これが、結構効きます。
私のいる4号館は、窓が大きく、しかも1枚ガラスです。そして、窓枠との間には、大きな隙間が空いています。初めての冬は、なぜカーテンが揺れるのかわからず、原因がわかったときにはびっくりしました。「これが、世界第2位の経済大国の、経済の司令塔のビルか」と。今年は早々と、テープで目張りをしてもらいました。
それでも、窓際は寒いのです。仕事をしていると、窓側の右半身が冷えます。応接セットも窓側にあるのですが、お客さんが来られると、「寒くても応接に座りますか、比較的ましな会議机にしますか」と聞きます。
職員は、それぞれ防衛策を講じています。カーデガンや膝掛けは当たり前です。湯たんぽや使い捨てカイロを使っている職員もいます。部屋の中なのに、マフラーをしている女子職員も。知人には、ジャンパーを着て仕事をしている職員もいます。我が職場にいる限り、地球が温暖化しているとは思えませんね。
膝掛けは温かいのですが、来客があったり、部下と打ち合わせをするたびに、外さなければなりません。すると、寒いのです。