行政機構 金融危機対応 2007年12月9日 岡本全勝 8日の朝日新聞変転経済「金融危機10年」は、1990年代の公的資金投入の経緯です。 銀行の不良債権の存在と、それへの対応の必要性は、早い段階から指摘されていました。しかし、その手始めである住専への6,850億円投入が、大きな議論を招きました。その後遺症もあり、銀行への投入が進みませんでした。記事では、官邸・与党の動きが鈍かったこと、情報が十分開示されなかったこと、所管省が対応をとらなかったことを、指摘しています。 政策変更時や危機対応時の、政治と行政の役割を考える、よい材料です。