国際社会での世間づきあい

28日の産経新聞に、岡本行夫さんが「インド洋に補給艦戻せ」を書いておられました。前半部分は、HPでも読むことができます。私は外交防衛には疎いので、勉強になりました。
イラクでの戦いと違い、アフガニスタンでの戦いは、文明がテロから自衛する闘争であること。
アフガンへの関与には、危険な順から、1アルカーイダ・タリバン掃討作戦(不朽の自由作戦)、2国際治安支援部隊(ISAF)、3地方復興チーム(PRT)、4インド洋海上阻止活動(MIO)がある。1はまさに戦い、2は治安維持支援だけどテロリストの標的になっている。3も護衛部隊がつくように危険、4は比較的安全。そして、日本がやっていた洋上給油活動は、これらの欄外にある、超安全な活動であること。
世界から40か国が参加しているが、危険な行為は他国に任せ、日本は安全な活動しかしなかっただけでなく、それも中断してしまいました。さらに、日本人の安全確保を、他国の軍隊に頼っているのです。
1991年の第1次湾岸戦争時に、金だけ出して他国から批判を浴びたことに比べ、日本は人を出しての貢献をするまでになりました。しかし、まだ「世間並みの付き合い」はできていません。