2004年3月10日の日経新聞記事に、「ここ20年で国の予算歳出の伸びに比べ、交付税と赤字地方債の合計の伸びは大きく、その差は7兆円にもなる。そのために、財務省は7兆円交付税を削減する」とありました。
びっくりした人もいたでしょう。でも少し読んだら、おかしいとわかりますよね。国の「歳出」と地方の「収入の一部」とを比べるなんて。国の歳出と比べるべきは、地方の「歳出」です。地方の赤字地方債と交付税の合計を比べるなら、国の赤字国債とです。赤字国債がどれくらい増えているか、調べて見てください。
こんな資料をもらって、そのまま記事を書く記者は・・・、それを紙面に載せるデスクも・・・。