井上亮・オリックス社長、上司は人一倍努力している

9月20日の日経新聞夕刊「私のリーダー論」、井上亮・オリックス社長のインタビューから。

・・・稟議(りんぎ)書は端から端まで全部読みます。前日に全部資料を読み込む。逆にミーティングは10分で終わっちゃいます。長くても1時間はかけない。座る前に「この提案はだめだから会議しなくていい」と帰らせるケースもあります。これは嫌われますよね。私は嫌われCEOだと思います(笑)。
オリックスはリースの隣、またその隣へと事業領域を広げ、今や空港や水族館を運営するなど、複雑な案件が増えています。一業種だけ見ているなら、その業種のことだけを何十年間もやっているわけだからプロですよね。だからすぐに判断できる。当社の場合は細かく言うと100業種以上の案件の判断を日々しています。その場で社員から説明を受けて答えられるなんて、天才でもない限りありえない。だから事前に資料を読み込んで、判断していく。それだって正しいか自信はありませんよ・・・