ダイビング友の会。平成27年の回顧、その1

さて、今日は29日。年賀状は既に出し終え、門の松飾りも付けました。大晦日に、今年1年の回顧を書く予定ですが、今日はその前段として、今年の事件を書きます。
12月1日に、国会前の横断歩道で、道路に向かってダイビングを試み、顔から着地しました。夕方5時半ごろで、飲んでもいません。信号が青に変わったので、リズムよく歩道を走り、90度曲がったところで、体が宙を舞いました。何が起こったかわからないままに、アスファルトにたたきつけられました。右の眼鏡が割れ、ほほから少し血が出ています。どうやら、イチョウの濡れ落ち葉で滑ったようです。高校生の時にゴールキーパーをしていたので、セービングをして着地するのは得意なのですが、受け身をする間もありませんでした。
翌日、右目の周りが紫色に内出血し、パンチを食らったボクサー状態になりました。眼鏡のレンズが、激しく当たったのでしょう。キョーコさんに資生堂の化粧品を塗ってもらい、惨状を隠しました。良くできたもので、ほとんど気がつかないくらい、消してくれます。「そうか。女性は毎日、こうして化けているのか」ということが、よくわかりました。内出血は、消えるのに、3週間かかりました。
行きつけの東眼科で見てもらったところ、眼球には何の異常もなし。ボルサリーノの帽子のつばが破れ、眼鏡が壊れただけで、体や衣服は何ともなかったようです。受け身をしていたら、コートは破れ、手もすりむいていたはずです。顔から着地したことが、よくわかります。
眼鏡は、縁なしなのでレンズを取り替えるだけすみました。といっても、高いレンズですが。眼鏡屋さん曰く、「チタンの丈夫なツルだったので、よかったのかも。普通の眼鏡なら、ツルが曲がって、顔に突き刺さっていたでしょう」と。ボルサリーノは、銀座ヴォーグの原さんに見てもらい、傷のか所を少しわかりにくくしてもらいました。まあ、長く使ったので、そんなにもったいなくはありません。遊びの際にかぶりますわ。帽子と眼鏡が、体を守ってくれたのです。運がよかったと思いましょう。革靴は滑りますね。いくつかの靴底は、滑り止めを貼ってもらいました。
家族や職員からは、「その年になって、走らないように」と忠告を受けました。そうですね、時々階段などで、足先がつっかえることがあります。思ったようには、足が上がっていないのでしょう。神様が、大けがをする前に、注意をしてくださったと思いましょう。その点でも、運がよかったのです。何事も、よい方向で考えましょう。
さて、表題の「ダイビング友の会」についてです。この話をしたら、私の周りに、地上でダイビングをした人が何人もいました。以下、列挙します。
1 40代男性。小走りに走っていて、足を滑らせ、道路でダイビング。肋骨にひびが入りました。手をポケットに入れていたので、被害が大きかったようです。私の事件の数週間前のできごとだそうです。
2 50代男性。4年ほど前。電車に乗ろうとしてドアのところで足がつっかえ、電車の床にダイビング。額を10針ほど縫ったとのこと。
3 40代男性。ホテルに帰って、ベッドに身を投げ出したつもりが、床にダイビング。3か月ほど、手をつっていました。
4 30代男性。日比谷公園の柵を越えたら、足が引っかかったらしく、地面にダイビング。前歯2本を折りました。
番外 20代女性。私の事件を聞いて笑ったあと、電車とプラットフォームの隙間に落ち、足をすりむきました。これは、真下に落ちたので、ダイビングとは認定せず。
このうち3人は、民間人です。このほかに海に潜って写真を撮る、本当のダイビングをする知人も、2人いるのですが。