御用納め、この1年の仕事

今日は多くの役所で、御用納め(仕事納め)でした。復興庁でも、今日で年内の通常業務は終わりです。とはいえ、総理と大臣の現地視察があり、何人かの職員はそちらに同行しました。
私は、留守番で仕事。職員と「良いお年を」と挨拶しながら、「御用納めができるのは、久しぶりだね」と話しました。去年一昨年も、そんな状態では、ありませんでした。もっとも、御用納めの式などはなく、今日の夕方も、私が帰るときには、多くの職員が、いつも通りに、忙しそうに仕事をしていました。
この1年、多くの仕事が進み、また新しい段階に入りました。津波被害地域では、高台移転の計画が全てできて、これから工事が本格化します。原発事故被災地域では、帰還の難易度に応じた区域の再編が行われ、帰還への支援と待つ人への支援の他に、新しい生活を選ぶ人への支援の方針が決まりました。来年は、その実行が本格化します。
そうしてみると、この1年間に、事態はかなり進展しました。もちろん、本格的な工事はこれからで、住宅や町並みの再建までには、まだ2年はかかります。
5年間の予定と実績表」で見ると、津波被害地では大まかに、1年目は応急復旧、2年目は復興まちづくり計画作り、3年目の今年はまちづくりに順次着工をし、4年目となる来年は本格的工事になります。
この1年間、がんばってくれた職員、協力してくださった自治体や企業、NPOの方々に感謝します。また、現地を見て事情を理解して、報道してくださったマスコミの方にも、お礼を申し上げます。そして、今なお不自由な避難生活を送っておられる方に、お見舞いを申し上げるとともに、なるべく早く本格住宅に移ってもらえるように、がんばります。
多くの職場では、明日から1月5日まで、9連休です。皆さんは、どのように過ごしますか。私は、新年を迎える前に、年賀状書きが待っています。