消防大学校上級幹部研修

今日は、消防大学校の上級幹部科で、人間関係論を3時間講義。担当教官が、私を指名してくれました。人使いの荒い学校です(笑い)。
上級幹部科は、消防長やその手前の人たち、すなわち各消防本部のトップ級の人たちです。私は、県の総務部長の時など、若手職員の研修は良く引き受けました。その成果が『明るい係長講座』(初級編、中級編)です。その上級編とも言えますが、今日のような幹部の方に気をつけて欲しいことは、係長とは違います。係長講座は、これから伸びる人や伸ばしたい人向けですが、幹部講座は、責任者としての振るまいかた、組織を上手に運営して良い成果を出こと、そして部下を育てることです。
引き受けてから、講義ノート(話す内容)を作るのに、いささか苦労しました。しかも3時間です。もっとも、話す内容と伝えたいことを整理してレジュメを作ったら、後はそんなに難しくなかったです。これまでの社会人生活33年間で、いろんな経験をさせてもらいました。レジュメにそって、私の失敗談、県庁・国の府省・総理官邸で勉強し考えたことを盛り込み、お話しすればよいのです。私も若くして管理職になり、組織・職員・仕事の管理を勉強しました。振り返ると、その勉強が私の職業人生でしたね。今もですが。
このような話は、抽象論をしても頭に入りません。実例を入れ、観客の皆さんに考えてもらう、『そうだ』と納得してもらうことが必要です。さて、どの程度、皆さんに伝わり、評価してもらえたでしょうか。私が、一人で満足していてもダメですからね。