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富田林市講演会

今日は大阪府富田林市に、講演に行ってきました。求められたテーマはまちづくりでしたが、「復興から見た町とは何か」という観点で話しました。100人近くの方が、聞いてくださいました。
久しく、地方行政の現場から離れているので、勘を取り戻すのに少し苦労しました。共同通信社に寄稿した『被災地から見える「町とは何か」』を基礎にしましたが、この2年間に経験した実例を盛り込んで、臨場感ある話を試みました。どの程度、成功したでしょうかね。
毎度のことですが、これもしゃべりたい、あれも伝えたいと、話す内容はきりがありません。終わってからも、「あれを話せば良かった」と反省ばかりです。
参加者の皆さんへ(補足)。
今日お話ししたことに関連して、次のページをご覧ください。
お詫びの仕方
支援物資を運ぶ無償で協力してくださった企業調達したもの支援チームの仕事ぶり(ページの下に写真があります)。
ボランティアとの連携
企業との連携

少し早めに行って、市内を案内してもらいました。富田林市は、南河内の中心地です。寺内町という古い町並みが、きれいに残っています。これだけの「面」で残っているところは、珍しいでしょう。お勧めです。もちろん、残すためには、大変な努力が必要です。
久しぶりの東海道新幹線でした。富士山がきれいに見えました。後は、集中して資料や本を読むことができました。引き受けた時は、一泊してゆっくりしようかとも考えたのですが、前日15日金曜日は夜まで仕事。明日17日は朝から福島で会議なので、とんぼ返りしました。現在の職場は、時間に余裕がなくていけません。

憲法を改正する力、民主主義

読売新聞2月10日「地球を読む」は、北岡伸一先生の「憲法改正の道筋」でした。
・・私は憲法改正に賛成である。護憲論には強い違和感がある。自分たちのルールを自分たちで作り、作り直すことは、民主主義の基本である。これを否定する護憲論は、民主主義の否定だと思っている。
しかも現行憲法は、占領軍が原案を書き、その監視のもとで成立した。戦争は懲り懲りだと思っていた国民は、戦争放棄などの内容を歓迎したが、十分な検討を経た上での賛成ではなかったし、占領下、強い言論統制のもとで憲法を作ることは国際法違反である。
とはいえ、制定から60年余、憲法は定着した。私は、制定経緯だけを理由に改正すべきだとは考えない。不都合なところがあるから改正が必要なのであり、そうしたところは順次変えていけばいいと考えている。その際、実効性が乏しく、リスクの大きい改正方針は避けるべきだと思う・・
ごく一部を引用したので、原文をお読みください。

福島県との協議会

今日は、福島市で、「原子力被災自治体、福島県と国との意見交換会」と「原子力災害からの福島復興再生協議会」と、会議を2つ開催しました。前者は被災12市町村と県と国との会議で、後者は県と各種代表との会議です。
新政権になって、初めての会合で、さまざまな意見が出ました。初めて国と福島県との協議会を開いたのは、平成23年8月でした(2011年8月27日)。当時、市町村や県の国に対する不信は強く、意思疎通がうまくいきませんでした。そこで考えたのが、この協議会です。その後、法律で根拠を置きました。
あれから1年半が経ち、いくつかの項目は進みました。また、何が課題かを、お互いに議論できるようになりました。当時の厳しい雰囲気を思い出すと、感慨無量のものがあります。ありがたいことです。もちろんまだまだ復旧は進んでおらず、除染、賠償、復旧、帰還への準備と、しなければならないことばかりです。しかし、課題が明確になってきているので、手を打つことができます。

ものを拾う

職場で、ゴミや書類などが落ちていたら、あなたはどうしますか。
A 知らんふりをして、通り過ぎる。
B 部下に注意する。
C 黙って拾う。
我が職場は、民間ビルなので、清掃員が毎日掃除をしてくれます。それでも、クリップが良く落ちています。大臣室まで往復すると、3つくらいは貯まります。私が、下を向いて歩いているから、見つけるのでしょうかね(苦笑)。
今日は帰りの地下鉄で、定期券を拾いました。座った向かい側の座席に、手帳らしきものが落ちているのを見つけました。しばらく見ていましたが、左右に座っている人も、気がつかないようです。私が降りる駅が近づいたので、そばに行って「これは、あなたのですか」と聞き、誰も反応がないので、中を見たら定期券でした。駅員に届けましたが、落とした人は困っているでしょうね。
私もこれまで、いろんなものを落としたり、電車に忘れたりしたので、他人のことを言えた立場ではありません。万年筆、傘・・・。

都会の小鳥

今朝、出勤する時です。玄関で、キョーコさんが、「あれ」と空を指さします。見ると、電線に黄緑色の鮮やかなインコが2羽留まっています。「どこからか逃げてきたのかね。どうして生きていけるのだろう」と思いましたが、お向かいのベランダにある小鳥のえさ置きに飛んでいきました。
お向かいは、小鳥が好きで、果物などのえさを置いておられます。いろんな種類の鳥がやってきます。東京の住宅街なのですが。
我が家の椿は、まだつぼみです。花が咲くと、メジロが来ます。