東北農政局が、令和元年産水稲の8月15日現在における作柄概況を発表しました。7月の低温や日照不足が心配されましたが、8月になって持ち直したので、作柄は「やや良」です。
そこに、気温と日照を平年との比較したグラフがあります。「福島p2の図」
6月と7月が、低温で日照が少なかったことが、一目瞭然です。逆に、5月と8月は暑かったこともわかります。
月別アーカイブ: 2019年9月
晩餐会などでの被災地の食材活用
国際会議での、総理主催晩餐会やレセプションで、被災県の食材が活用されてます。被災地を元気づける配慮です。
アフリカ開発会議(TICAD 7、8月29日~30日、横浜)、総理主催晩餐会(29日)、メニュー
福島や岩手の日本酒、宮城の仙台牛や鮑、福島の白桃や和栗などが使用されています。
また、被災地産食材を活用している旨は、次のように、晩餐会の場で司会者からも日英仏の3か国語で紹介されたそうです。
「本日は,KIHACHIによる和のテイストを取り入れたフレンチを準備しております。また,本日御提供させていただいているお料理につきましては,東日本大震災時に被害を受けた福島県,岩手県,宮城県の食材を一部使用しております。ぜひこの機会に大震災から立ち直った被災地の豊かな食材を御賞味ください。併せまして,お料理一品一品とのマリアージュを考えた日本酒を厳選して御用意いたしました。また,日本産のワインも御用意しております。」
TICAD7 、総理・横浜市長共催歓迎レセプション(28日)メニュー
災害公営住宅での孤独死
NHK福島が、「データで見る震災・原発事故」を続けています。9月10には、避難した人たちのすまいについてです。
・・・福島県内に整備された仮設住宅の入居戸数は、もっとも多かった平成25年4月には、1万4590戸ありましたが、避難指示の解除に伴い、無償提供が徐々に終了していることなどからことし7月末時点で、1%以下の124戸まで減っています。
人が住まなくなった仮設住宅の撤去作業も進み、全体の67%にあたる1万1278戸がすでに撤去されています。
その一方、仮設住宅から災害公営住宅への住み替えが進んでいて、7月末時点の入居戸数は、6889戸に上っています・・・
その一方で、問題も生じています。
・・・誰にもみとられずに亡くなる「孤独死」が年々増えていて、NHKが県や市町村に聞いてまとめたところ、これまでに少なくとも27人が「孤独死」で亡くなっています・・・
これは、災害公営住宅だけでなく、全国各地の住宅で起きている問題です。
連載執筆状況
連載「公共を創る 新たな行政の役割」の執筆が、少しずつ進んでいます。
「3(4)変貌した社会への対応」を、ほぼ書き終えました(全体の構成)。
前半部分まで書いて、後半部分に難渋していたのです。よくよく全体を見渡すと、後半に書こうとしていた内容は、第2部や第3部に書くべきことでした。
ということで、一挙に問題解決。書けたところまでで、第1章は打ち切ることにしました。
この後、右筆に手を入れてもらって、完成させます。この部分は、10月に掲載されます。
すぐに、次の締め切りが来ます。余裕のない生活を送っています。
台風15号
台風15号が、関東を通過しました。各地で被害が出ています。皆さんのところは、無事だったでしょうか。
東京は、8日深夜から9日早朝まで、強風と大雨でした。朝起きて見に行くと、玄関脇の朝顔のプランター3つは、そろって倒れていました。それ以外の被害は、なかったようです。
地下鉄丸ノ内線は、通常通りの運転。都内のJR在来線や私鉄は止まっていましたが、東北新幹線は大きな遅れもなく動いていました。
新幹線の窓から見ると、関東平野は雲は広がっていましたが、雨も上がっています。荒川鉄橋からは、増水した荒川と、遠くに富士山がきれいに見えました。
学校の運動場は、水がたまってため池状態になっているところもありました。田んぼでは、稲も黄色く実り、稲刈りも進んでいます。
福島に入ると、雨風が強くなりました。台風は、茨城県から福島県沖を通過していたのです。JR在来線は止まっていました。新幹線は、たいしたものです。
福島市も、夕方には晴れ、東の空に大きな虹がかかっていました。
ところで、話を聞いて、私の認識の少なさに反省しています。
マスコミは、交通が動かないことや、家が倒れたことを報道します。しかし、困っている人はもっといます。
子供を保育園に送ってから出社する職員が、「困ってます」と教えてくれました。
その話をしていたら、学校が休校になって、小学生の父親と母親が休暇を取って子供の面倒を見たそうです。中学生になれば、一人で家で過ごすことは可能でしょうが。小学生を、家に一人にしておく訳にはいきません。このようなときは、学童保育(預かり)も休みなのだそうです。
まだまだ、子育てを支援する仕組みは充実する必要があります。