カテゴリーアーカイブ:人生の達人

上司の役割

2013年2月25日   岡本全勝

今日は、仕事の関係で、12:20頃に職場に戻って、弁当を広げました。今日はなぜか、静かに食べることができました。しかし、13:00になったとたんに、次々と職員が決裁やら相談にやってきました。
どうやら、Y秘書が私のブログ(ゆっくりさせてくれない職員たちと黒幕)を読んで、次の対策を考えたようです。
でも、部下の言うとおりに動くのが、上司の務めですね。Y秘書の指示に従いましょう。

金曜日に、×を2つもらった職員(若手職員卒業試験)は、今朝早く、修正した案を持ってきました。完璧にできていました。でも、100点を与えると慢心する恐れがあるので、あえて問題点を探して、「95点」と採点しました。満足せずに、さらに向上してもらうためです。きっと、将来有能な職員になってくれるでしょう。
上司の楽しみは、将来有望な職員を鍛えることです。復興庁には、各省のほか民間企業やNPOからの職員がいます。それぞれ有能な職員ですが、これまで「狭い職場」で生きてきました。
彼らに、復興の現場を見せ、内閣と与党はどう動いているかを見てもらい、どのように企画して段取りをつければ仕事が進むかを勉強してもらっています。若手職員では、なかなかそんな機会は、ありません。でも、復興庁では、これまでにないことをしていること、職員が少ないこと、仕事が忙しいので、若手職員でもいろいろなことが経験できます。
良いアイデアがなければ、進歩はありません。しかし、アイデアだけでは、企画は実現せず、世の中は動きません。その勉強ができます。

放課後には、元部下職員と一緒に「異業種交流会」に出ました。私は、「今日も、ホームページを加筆するので、先に帰るわ」と、皆より早く退席しました。去り際に、彼曰く「S省のS君は、よく仕事ができたが、さらに磨きがかかった、と書いてください」と。で、その注文を、こうして実行しています(苦笑)。

若手職員卒業試験

2013年2月23日   岡本全勝

昨日金曜日、若手職員が資料を持って説明に来ました。あるテーマについて想定問答集を作るので、その項目を整理した案です。自信満々の様子です。確かに彼の自信通りに、内容は良くできていました。しかし私は、厳しく次のように指導しました。
「1 右上に、作成した日付が入っていない。
2 下に、ページ番号が打たれていない。
まずここで、失格。×。
次に、
3 表題が内容を表していない。よって、表題を見ても、これが何の資料かわからない。例えば、次のようにしてはどうか・・・。
4 さらに、これは別添資料であって、関係者に示す資料になっていない。この紙を関係者に配って、答弁作成の依頼をするのだから、この紙の前に、何の目的で、いつまでに、どのような体裁で作るかを書いた「趣旨紙」が必要。
よって、××」と。
彼は「ううう・・」と唸り、「岡本学校を卒業するために、卒業試験と思って作ったのですが」と。
私は、「これでは、落第。よって、岡本組組員に残留」と、申し渡しました。
内容は良くできた資料なので、月曜日には、100点満点の資料が上がってくるでしょう。

ものを拾う

2013年2月15日   岡本全勝

職場で、ゴミや書類などが落ちていたら、あなたはどうしますか。
A 知らんふりをして、通り過ぎる。
B 部下に注意する。
C 黙って拾う。
我が職場は、民間ビルなので、清掃員が毎日掃除をしてくれます。それでも、クリップが良く落ちています。大臣室まで往復すると、3つくらいは貯まります。私が、下を向いて歩いているから、見つけるのでしょうかね(苦笑)。
今日は帰りの地下鉄で、定期券を拾いました。座った向かい側の座席に、手帳らしきものが落ちているのを見つけました。しばらく見ていましたが、左右に座っている人も、気がつかないようです。私が降りる駅が近づいたので、そばに行って「これは、あなたのですか」と聞き、誰も反応がないので、中を見たら定期券でした。駅員に届けましたが、落とした人は困っているでしょうね。
私もこれまで、いろんなものを落としたり、電車に忘れたりしたので、他人のことを言えた立場ではありません。万年筆、傘・・・。

言葉で伝わること

2013年2月13日   岡本全勝


今日は、岡本真一郎著『言語の社会心理学―伝えたいことは伝わるのか』(2013年、中公新書)を紹介します。既に読んであったのですが、このホームページに書くのをサボっていました。先月、「目は口よりも、ものを言う」(1月17日)を書きました。その延長で見つけたのが、この本です。内容は、題名の通りです。次のような例が、紹介されています。あなたは、どのような場面の会話かわかりますか。

しおり:あなたはブタね。
めぐみ:そうよ、わたしはブタ。ブタは最高だよ。

高橋:うちの娘は男ですよ。
松村:そうですか。うちの娘も前は男だったんですが、今度は女です。

高橋:うちの孫は、おじいさんですよ。
松村:うちの孫は、おばあさんですよ。

種明かしはしません。本をお読みください。読むとわかりますが、これらの会話は、十分な日本語の会話です。きっと、「な~んだ」と思われるでしょう。
この本では、これらの「変な会話」から始まって、しゃべっていないのになぜ伝わるか、対人関係の基本、誤解はなぜ生まれるかなどが詳しく解説されています。素人にはやや冗長な部分もありますが、新書ですからすぐ読めます。そして、「普段、こんなことがあるよな」と納得されるでしょう。
でも、学者が専門的に分析するまでもなく、私たちって学校で習わなくても、これらのコミュニケーションを子どもの時から実践しているのです。すごいですね

情報セキュリティセンター

2013年2月2日   岡本全勝

内閣官房に、情報セキュリティセンターがあります。先日出席した会議では、政府機関がサイバー攻撃にあった事例が報告されていました。
手口が巧妙になっているので、職員には「変なメールを開かないように」注意を呼びかけています。また、時々「引っかけメール」を送って正しく対応できるか、訓練もしています。
組織管理者、監督者には、次々と新しいリスク管理が求められます。セクハラやパワハラ、個人情報保護、部下のメンタルヘルスなどは、かつてはなかった組織のリスク管理です。管理職が知っていなければならない「知識」が増えています。そして、予防だけでなく、起きてしまった場合の対処も重要です。『明るい係長講座』の次に、「管理職が知っていなければならない組織管理常識集」をまとめたいと思っているのですが・・。
政府機関だけでなく、個人も危険にさらされています。最近では、スマートフォンを利用している際に、銀行口座からお金を引き出される、あなたの名前で他人を中傷するなどの被害が多いようです。被害に遭わないように、子どもへの教育も重要です。