投稿者アーカイブ:岡本全勝

日本人の自己認識。親切、他人の役に立とうとする。生まれ変わっても日本に

2014年11月4日   岡本全勝

統計数理研究所が発表した、「日本人の国民性調査」結果が、各紙で取り上げられています。
日本人の長所として「親切」「礼儀正しい」が5年前の調査と比べて約20ポイントも増えて、70%を超えています。また、「勤勉」も77%です。さらに、たいていの人は「他人の役に立とうとしているか」あるいは「自分のことだけに気をくばっているか」については、「他人の役に」という人は1978年は19%に過ぎなかったのが、毎回少しずつ増加し、前回の36%から今回は45%となって、「自分のことだけ」の割合 (42%) を上回りました。
その原因として、大震災後の日本人の姿に影響を受けたのではないか、と分析しています。すなわち、助け合う被災者や支援するボランティアの活動を見て、親切や他人の役に立つことを日本人の長所ととらえる人が増えたということです。
自分たち日本人が「親切である、他人の役に立つ人たちである」という認識は、大きな社会的共通資本です。大災害時に、発展途上国だけでなく先進国でも、暴動や略奪が起きます。それに比べ、日本人の冷静さや助け合いは、すごい財産です。各個人にとっても、安心して暮らすことができます。経済活動や行政活動にとっても、「無駄なコスト」が減ります。これは、社会を安定させます。
そして、このような認識は、好循環を招くと思います。「私もそう行動しよう」と思うことで、次に良い行動が生まれます。東日本大震災は、日本人に助け合いの気持ちと行動を、さらに大きくさせたといえるでしょう。その萌芽は、阪神・淡路大震災でのボランティア元年です。
このほか、「もう一度生まれかわるとしたら日本に生まれてくる」が、前回の77%から83%へと上昇しています。日本を良い国だと思っているのです。日本人は、謙遜を良しとします。さらに、一部の知識人には、欧米と比べて自国を悪く言う人がいます。それを思うと、意外なほどに高い数値です。
国民は、生活の分野で、日本社会に誇りを持っています。海外旅行での体験やニュース報道で、諸外国の欠点も見聞きするからでしょう。もちろん、この日本社会への信頼は、日々行動することによって維持されるものです。努力なくしては、維持できません。そして、日本社会にも、他にさまざまな問題があり、他方で日本だけが「一国繁栄」「一国安心」で満足していてはいけません。

国会の英訳、Diet

2014年11月3日   岡本全勝

11月3日の読売新聞文化欄、苅部直東大教授の「翻訳語事情」は、「Diet→国会」でした。
日本の国会は、「Diet」と英訳されます。地下鉄の駅名なども、そう書かれています。前から、「ふ~ん、そう訳すのだ。学校では習わなかった単語だなあ」と思いつつ、それ以上は調べませんでした。ある人はこの英語表記を見て、「ダイエットって、減量のダイエット?」と聞いたことがあります。
アメリカの議会はCongressですし、イギリス議会はParliament。中国の全国人民代表大会はCongressで、韓国の国会はNational Assemblyだそうです。
19世紀に、ドイツとオーストリア=ハンガリーの帝国議会(Reichstag)をそう英訳していたので、両国をモデルとした帝国日本の国会を英訳する際に、この言葉を選んだのだろうというのが、苅部先生の説明です。
しかし現在、オーストリアの議会はParliamentで、ドイツはドイツ語のBundestagをそのまま使うのだそうです。Dietを使っているのは、日本だけのようです。勉強になりました。インターネットで調べたら、衆議院のホームページでは国会はNational Diet、憲政記念館はParliamentary Museumとなっていました。

三連休

2014年11月3日   岡本全勝

三連休、皆さん、楽しく過ごされたでしょうか。天気は必ずしも良くはなかったようですが。
私は、2日間はキョーコさんのお供、仕事は1日だけでした。先日からぼやいているように、処理していない電子メールや書類が山のようにたまっていて、それを片付けるのに一苦労しました。優先順位を付けて、なるべくその順に処理するのですが、ある書類を見ていたら別の案件を思いついたりして。電子メールは便利です。その思いついたことを、直ちにメモにして職員に送っておくことで、忘れないですみます。もちろん、送ってこられた職員は、えらい迷惑ですが(ごめん)。かなり進んだのですが、いくつかは未処理で後送り。少し考えている「ある仕事」の方針検討や原稿には、着手できず(反省)。仕事を追いかける(仕事に追いかけられる)のではなく、仕事の前に立って率いる(仕事が私の後ろをついてくる)ようになりたいのですが。

誤報を書く新聞

2014年10月31日   岡本全勝

岩波書店のPR誌『図書』11月号に、佐藤卓己さんが「誤報事件の古層」を書いておられます。戦前の朝日新聞が、どのような誤報を出したか、またそれを隠蔽したかを解説しています。会ってもいない人とのインタビュー記事をでっち上げたり、それを自慢する風潮もあったようです。間違ったという誤報でなく、嘘を書いたという誤報です。面白いですが、新聞の役割を考えさせられます。
誤報の他にも、新聞やマスコミの「罪」が起きるあります。それは、「書くべき事柄を書かない」という場合です。社会の木鐸として、警鐘を鳴らすべき時に、知らないふりをすることは、大きな罪です。専門誌や雑誌なら、「ある分野に特化しているので」と言い訳できますが、新聞は社会の問題全般をとらえることも大きな役割です。

今週と今月が終わりました

2014年10月31日   岡本全勝

今日は10月31日の金曜日。今週も、怒濤のような1週間が終わりました。10月29日の記事を、ご覧ください。その後の木曜日と金曜日も、会議や打ち合わせが続き、自分の時間が取れませんでした。出勤を30分早めたのですが、その程度では処理しきれませんでした。月曜日に来た電子メールに、今日返事を書いたりして。すみません。
そして、私に断りもなく、10月が終わってしまいました。困ったものです。10月は、落ち着いて仕事ができる月です。結構、仕事は進んでいるのですが、やらなければならないこと、やりたいことがたくさんありすぎて。夜の異業種交流会が続くと、読みかけの本がなかなか終わりません。時間が経つのが、早すぎます。巨人に圧勝したタイガースは、ソフトバンクにあっけなく負けてしまうし。明日から3連休。皆さん、良い休日をお過ごしください。私も・・・。