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推進委員会、宮城県視察

今日は、復興推進委員会のメンバーと一緒に、宮城県に視察に行ってきました。南三陸町の「さんさん商店街」は、土曜日しかもチリから送られたモアイ像の除幕式で、大賑わいでした。きらきらウニ丼と海鮮丼が、お勧めです。
南三陸町では、大震災の体験を話してくださる、語り部によるガイドツアーがあります。町役場の方に聞くと、たくさんのグループ(既に600組以上)が、利用しています。学生たちの研修旅行とともに、企業の職員研修で訪れるグループが多いそうです。広島の原爆学習のように、学びの場として定着してくれるとうれしいです。少し不便ですが、三陸の自然や松島の観光旅行と組み合わせてもらえれば、いろいろと楽しめます。予約を受け付けています。結構、予約で埋まっています。
石巻では、在宅診療を行っている祐ホームクリニックの取り組みと、今後の構想を勉強してきました。医療と介護だけでなく、健康管理や生活サービスまで、在宅で地域や家族をともにお世話しようという試みです。これからの大きな課題への、有力な対策だと思います。

ICカード、全国相互利用

東京では、パスモスイカ(電子マネーつき定期券)で、駅の売店だけでなくコンビニなどでも、小銭を持たずに支払いができます。便利なものです。地方の大都市圏でも、それぞれのICカードがあります。名前もユニークですね。スイカの他、イコカ、キタカ、ピタパ。これらが、3月から全国で共通して使えるようになりました。
先週、奈良に行ったときも、便利でした。近鉄への乗り継ぎも切符を買うことなく、改札を通ることができます。今日、仙台で駅弁を買うときも、「スイカで」と言えば、すみます。
ところで、パスモについて、私の失敗(?)は、次のようなものです。駅で勧められて、パスモ定期券にクレジットカードをつけました。あわせてANAカードも。これで、「定期券とクレジットカードとANAカードの3枚を1枚にできる」と計算したのですが。
いざクレジットカードで支払うとなると、定期入れからパスモカードを出して支払い、もらった控えを財布に入れるので、2度手間は変わらず。あまり便利になりませんでした。インターネットでイギリスから本を取り寄せたときは、JCBカードは受け付けてくれないし。

残業を良しとする風潮

古い記事ですが、2月19日の日経新聞経済教室に、永瀬伸子・お茶の水女子大教授の「働き方を変える」が載っていました。ここで取り上げるのは、そこに載っているグラフです。
日本の妻と夫、アメリカの妻と夫の4つについて、退社時間の分布がグラフになっています。日本の妻、アメリカの妻と夫は、17時をピークに退社しています。日本の夫は、20時がピークです。、
わかりやすい数値です。でも、私を含め日本のサラリーマンは、どう弁明するのでしょうか。これで、日本のサラリーマンの生産性が高いなら、納得できます。でも、そんな話は聞きません。
特に、日本の官僚は、長時間残業で有名です。日本が発展途上国で、先進国に追いつくように、夜に日を継いでがんばった時代には、長時間労働は評価が高かったのでしょう。でも、今や、長時間残業は、成果=アウトプットが低い場合の言い訳に使われることが多いようです。「こんだけも、がんばったんですが・・」と。間違っていたら失礼。
「100個製品を作る」といった仕事なら、誰もが早く仕上げて、家に帰るでしょう。これは、残業を命令している上司が悪いのです。
実は、この調査には、触れられていない一面があります。アメリカの職員の出社時間は、早いのだそうです。日本でも、私の友人(民間企業幹部)は、朝7時過ぎには職場に出勤しています。そして、17時過ぎには退社しています。
日本の中央政府の官僚は、出勤時間の標準が9:30です(8:30と9:00と9:30の3分類になっています)。
私は、8:30出勤、17:15退庁にしてもらっています。18:00ごろに帰ろうとすると、不思議な顔をする人がいます(それでも、すでに45分も残業しています。もっとも、管理職に時間外勤務という概念はありませんが)。

進歩しない管理職、我が身を反省

22日のこのページの記事「愉快な職員たち」を読んだ、富山県庁の元部下からのメールです。
・・「決裁文書は、ひもかホッチキスで綴じろ」「30%のできでよいから、早く持ってこい」「こんな文章、誰が読んでもわからへん」「これじゃダメ。アウト」
富山県におられた頃とおんなじことを、日々言っておられるのだなあと、懐かしく思いました・・
私が富山県で勤務したのは、15年以上前のことです。15年経っても、進歩していないということですね(苦笑、反省)。