今日の日経新聞が、中国では春節(旧正月)の大型連休中、海外への旅行客は1200万人に達する見通しと、報道していました。今日、新宿の街やデパートを歩いたら、気のせいか、ふだんよりアジアからの旅行客が多かったです。
一昔前に、日本人が、香港、ハワイ、パリに行って、たくさん買い物をしました。アジアからの旅行客が、日本でたくさん買い物をしてくれることは、ありがたいことです。これまで日本人が海外で落としたお金と同じくらいのお金を、日本で落としてくれると「元が取れる」のですが(失礼)。ただし、彼らが日本で買うものが、ルイヴィトン、エルメス、グッチでは、日本にお金は落ちませんね。
また、明日はバレンタイン・デーというので、お店はチョコレートで一杯です。これも、ベルギーやフランス製が人気のようです。和菓子が好きな私としては、和菓子に頑張って欲しいです。
月別アーカイブ: 2010年2月
官僚の説得能力の低さ
・・事業仕分けと呼ぶらしいが、帰国中にそれをテレビで観ていて、あることに気づいて愕然となった。それは、仕分けされる側、つまり各省庁の高官たちの、説得能力の絶望なまでの低さである。この人々は、外国との交渉では首相や大臣が出てくるまでの事前交渉を担当する人々でもある。外国語を使っての表現能力は母国語のそれを越えることは絶対にない、と私は確信しているが、日本語同士でもこの程度では、これまでの対外交渉がしばしば日本の国益に反する結果で終わっていたのも当然であったのだ。なぜ、これほどまでに劣化したのだろう。私の想像するには、頭のできの悪い人々ではない以上、原因は次の二つに要約できるかと思う。
第一に、これまでずっと、母国語(日本語)でさえも、説明し説得する必要に迫られてこなかったこと・・第二には、外国との間の事務方同士の交渉は非公開で行われ、そこでたとえ敗退したとしても実態は公表されないので、担当者は責任を問われないという事情がある・・
PKO協力・治安維持
2月10日の日経新聞経済教室は、岩間陽子政策研究大学院大学教授の「今後の国際平和協力の方向・警察の役割が重要に」でした。破綻国家では、治安維持のために、PKO活動として、軍隊ではなく警察の役割が大きいのです。しかし、受け入れ国の実情と、派遣国の実情が異なり、なかなかうまく機能していないのだそうです。記述にあるように、日本は1992年のカンボジアPKOの際に、警察官が死亡するという事件が起きて以来、警察は派遣していません。
事件の後、当時の宮沢首相と河野官房長官の指示で、村田自治大臣兼国家公安委員長が、カンボジアに派遣されました。私は自治大臣秘書官として、お供をしました。その際のことは、今もなお、強い印象として残っています。
危険物の取り扱い
今日は、消防大学校で、危険物科の卒業式がありました。
爆発したり激しく燃える物質(火薬、高圧ガスなど)、自然発火したり、引火しやすい液体(ガソリンなど)は、危険なので、取り扱いに規制がかかっています。身近なところだと、ガソリンスタンドや石油コンビナートなどがあります。「危」というマークをつけたタンクローリーを、見かけることもあると思います。
火事になったりすると、その消火が難しいのです。そのための専門課程が、大学校にあります。厳しい授業を終えた34人の卒業生が、地域と日本の安全のために、活躍してくれることを期待します。
PKO協力・治安維持
2月10日の日経新聞経済教室は、岩間陽子政策研究大学院大学教授の「今後の国際平和協力の方向・警察の役割が重要に」でした。破綻国家では、治安維持のために、PKO活動として、軍隊ではなく警察の役割が大きいのです。しかし、受け入れ国の実情と、派遣国の実情が異なり、なかなかうまく機能していないのだそうです。記述にあるように、日本は1992年のカンボジアPKOの際に、警察官が死亡するという事件が起きて以来、警察は派遣していません。
事件の後、当時の宮沢首相と河野官房長官の指示で、村田自治大臣兼国家公安委員長が、カンボジアに派遣されました。私は自治大臣秘書官として、お供をしました。その際のことは、今もなお、強い印象として残っています。