カテゴリー別アーカイブ: 生き様

生き様

MSゴシックという活字体

東京大学出版会の宣伝紙「UP」12月号、千葉滋・東大教授の「ご冗談でしょう、MSゴシックだなんて」に次のような話が載っています。

MSゴシックという活字体(フォント)は、コンピュータに詳しい人の間では、とても評判が悪いのだそうです。
MSゴシックは、マイクロソフト社が、ウイドウズ3.1で日本語を表示できるようにするために開発したフォントとのこと。この頃のパソコンは性能が低かったので、複雑な曲線を使わず、単純な線で作られました。なので、30年経った今では、美しいフォントとは言えなくなりました。
ウインドウズでも、標準的なゴシック体として、メイリオや游ゴシックが使えるようになっています。
ヒラギノやリュウミンというフォントはきれいだそうです。

へえ、そうだったんですね。知らずに、しばしばMSゴシックを使っていました。このホームページは、何を使っているのかな。

市町村職員中央研修所の職員募集その2

先日も書きましたが、市町村職員中央研修所では、正規職員の募集を行っています。すでに多くの方から応募いただいています。12月23日まで受け付けています。「職員募集
職員から、「もう少し説明を加えると、わかりやすい」との意見具申がありました。職員の意見を基に、追加します。

当研修所の業務は、全国の自治体職員を受け入れて高度な研修を行うことです。講師は、各分野で一流の方々をお呼びします。職員の役割は、そのカリキュラムを検討し、講師を依頼し、実施することです。「パンフレット
そこで、コミュニケーションを大切にして取り組める方、組織をより良くしていこうという情熱と行動力のある方、デジタル関係に詳しい方などを特に歓迎します。

この職場の魅力を、職員に聞きました。
(仕事内容について)
・全国から集まる研修生、著名な講師との出会いがあり、発見や刺激が多い。
・研修運営では人前で話す機会が多いので、鍛えられた。自信を持てるようになった。
・ホームページ、電子メールや機関誌などの広報、総務の業務など、研修を提供するための幅広い業務を経験できる。
・自分自身で考え、提案し、行動していくことが歓迎されるので、やりがいを感じる。
・研修生から「ありがとう」と言われることが嬉しい。
・業務の電子化が進んでいます。

(労働環境について)
・出産・育児休業を経ても、家庭と両立して働きやすい。安心して働ける制度が整っている。
施設が綺麗。食堂や図書館があるのが嬉しい。
・年間の仕事の計画が立つので、休暇を取ったり、旅行に行ったりしやすい。

職員が学長に意見を述べるというように、風通しも良いと思います。
関心あって、良い人がおられたら、紹介してください。

忙しかった11月

11月は忙しかったです。
手帳を見ると、合計14回、講演や取材をこなしました。11月のカレンダーを見ると、数日を除いて毎日のように出番が書き込まれています。
これには、時間を取られます。都内でも半日、地方だと一日仕事です。
話す内容と資料の準備は、1月前にしておきます。主催者に事前に資料を送っておく必要がありますから。話す内容の再確認は、前日に行います。

しわ寄せは、原稿の執筆に来ます。仕方なく、早起きしたり夕食後に頑張ったり。今月も締め切りを守ることができましたが、自転車操業は精神的にもよくありません。もっと時間をかけて、内容を考えたいのです。

忙しいことは、それだけ充実しているということですが、それで満足してはいけないのでしょう。
従業員なら「勤務時間を目一杯仕事しました」で満足できます。しかし、一人親方や自分の人生となると「時間内に頑張りました」ではだめで、「これだけの成果を出しました」が問われます。

ほかに加筆しなければならない原稿がたくさん残り、読まなければならない資料が溜まっています。夕食後は風呂に入り、本を読もうとするのですが、すぐに寝てしまいます。読みたい本も溜まります。
12月の講演は、それほど多くありません。でも、年末恒例の年賀状書きの修行が待っています。

桜の落ち葉

公園や道路沿いの桜並木で、赤くなった落ち葉がたくさん散っています。きれいですね。木々の紅葉はそれぞれに素敵ですが、私は落ち葉では桜が特に好きなようです。もう一つは柿です。なにかしら、心に染みるものがあるのです。

銀杏の落ち葉は黄色一色でそれなりにきれいですが、桜と柿の落ち葉は赤を基調としつつさまざまな色合いが含まれています。それが、よりきれいに見えるようです。でも、桜と柿以外にも赤い落ち葉は、たくさんあります。

もう一つは、子どもの頃に、桜と柿が身近にあったからでしょう。桜の木が家の前に3本あり、毎日落ちるたくさんの落ち葉をほうきで掃除をさせられました。柿は、おいしかったおやつの記憶でしょう。昭和30年代の明日香村には(日本中でしょうが)、今のようなチョコレートやクッキーといったお菓子はふんだんにはありませんでした。

プルーストなら、紅茶に浸したマドレーヌの香りで、子どもの時の記憶がよみがえります(『失われた時を求めて』)。