中谷延之・富山県黒部市副市長から、メールが来ました。「進化する政策、当てにならない常識」(9月24日)を読まれてです。中谷副市長は、元宇奈月町長(宇奈月温泉で有名です)で、私が富山県総務部長の時に、お世話になりました。ご了解を得て、一部改変して載せます。
・・外山義さんと特養の個室化の経緯が書いてありましたが、実は平成6年、宇奈月町は外山先生の指導と設計により、全国で第1号の全個室の特養「おらはうす」を開所したのです。
当時は大変な反響でありました。ある町の町長さんは設計図をそのまま持って帰り、すぐに同じものを建設したということもありました。その後、数年間視察の受けれに忙しかったことが懐かしく思い出されました。
特養は人口2万人程度で一か所設置が基準でした。それが7千人の町が特養を、それも全室個室のものを建設するというのですから、県もとまどったと思っております。中沖知事の理解もあり建設できました。やはり当初は建設費の問題もあり、普及まで時間がかかりましたが、国の制度改正により、原則特養は全室個室となり現在に至っております・・
・・黒部市は、今も少しでも復興に役立てばと福島県双葉町に職員1名を派遣しております。先日、新町長さんもわざわざお礼に来られました・・
ありがとうございます。
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リーマン・ショック5年、世界は第2の大恐慌を免れた
9月21日の朝日新聞オピニオン欄、ジャン・ピサニフェリー教授のコラムは、「リーマン・ショック5年」でした。
・・米国の投資銀行リーマン・ブラザーズの破綻が金融の大混乱や大不況を引き起こして5年が過ぎた。混乱はまだ収まっていないかもしれないが、これまでの教訓と残された課題を三つのキーワードにまとめた。
まず浮かぶキーワードは「回復力(resilience)」。5年前、多くの人が1930年代の大恐慌の再来を恐れた。実際、経済学者のバリー・アイケングリーン氏と経済史学者のケビン・オルーク氏が示したように、2008年から翌年への世界の工業生産の落ち込み方は当初、1929年当時と同様だった。世界の貿易量と株価指数の下落ぶりは当時よりも深刻だった。
幸いなことに歴史は同じ道をたどらなかった。1929年の大暴落から5年が過ぎても世界はまだ不況に沈み、貿易も縮小していた。現在、米国はいまだ雇用不況に直面し、欧州経済も危機前の水準に回復していない。だが2008年以降、世界の生産は15%増え、貿易量は12%以上拡大した。
世界は第2の大恐慌を免れた。2008年に起きたのは米国の危機であり、金融システムが米国とほぼ完全に一体化していた欧州にも災いが広がった。ただ、中国や他の新興国は輸出面で深刻なショックに見舞われたが金融不安には襲われなかった。逆に、中国などが保有する米国債の価格は、金利低下を受けて上昇した。
回復の背景には主要20カ国・地域(G20)による時宜を得た対応もあった。2009年、新興国と途上国は初めて協調して、金融緩和による景気刺激策を実施した。先進国と共に、保護主義に対抗することも約束した・・
続きは、原文をお読みください。
読者は厳しい
昨日の記述に、抗議のメールが来ました。
1つは、楽天優勝の記事について、「島捕手は、嶋捕手の間違いです」と。ご指摘の通りです。
もう1つは、復興指標で、「簡単な方を作っているのが市原君、難しい方を作っているのは中川君です」と。はい、直ちに修正します。ごめん、中川君。
広野町の米作り
復興指標
最も簡単に、復興の進捗状況を示した「復興に向けた道のりと見通し」を、更新しました。さまざまな指標を、2枚にまとめてあります。活用ください。もっと詳しい指標が必要な場合は、「復興の現状と取り組み」を使ってください。こちらは100ページあります。
ありがとう、市原君、中川君。