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復興への政権対応、半数が評価。毎日新聞

3月11日の毎日新聞は、被災者(123人)アンケート結果を載せていました。国や県市町村の対応に対して、評価が上がっています。
・・「復興加速」を掲げて現政権が発足して1年あまり。政府や県・市町村の震災対応や復興対策を5段階評価で尋ねたところ、いずれも「評価する」が半数近くに上った。
政府に対しては「高く」(13%)と「ある程度」(35%)を合わせ「評価する」が48%。震災1年時は21%で、中でもゼロだった「高く評価」の急伸が目立つ。これに対し「全く」(3%)と「あまり」(19%)を合わせた「評価しない」は22%。1年時の64%から大きく減った・・
・・県・市町村に対しても、「ある程度」を含めて「評価する」が42%で、「あまり」を含めた「評価しない」の35%を上回った・・県と市町村の評価を別々に尋ねた震災1年時は、「ある程度」を含めて「評価する」との回答が、県30%、市町村29%だった・・

一目でわかる復興状況

最も簡略な復興指標「東日本大震災からの復興に向けた道のりと見通し」(2ページです)を、更新しました。集中復興期間5年の見込みのうち、主な分野で(避難者数、がれき片付け、住宅、産業復旧など)、どこまで達成しているかが、一目でわかります。
作成者の名前をとって、「市原スペシャル」と命名しました。市原君、ありがとう。

復興を支える人たち

さて、今日12日のこのホームページの記事は、3つとも、仕事の紹介とともに、その仕事に携わっている人たちの紹介でも、ありました。市原君は若き国家公務員。金井君は、有名企業から復興庁に来てくれています。藤沢君と鹿野君は、民間人です。
こうしてみると、つくづく、「仕事は、人によって進むのだ」と思います。これまでにない仕事ですから、意欲と努力がないと、できません。彼らの苦労によって、復興庁の仕事と復興は支えられています。
もちろん、復興現場で苦労している官民の職員は、たくさんおられます。このページで紹介していない人たちも含めて、改めてお礼を言います。ありがとうございます。
と書いていたら、復興庁の国会班の岡田君からメールで、明日の国会について連絡が入りました。深夜にも、まだ職員は働いています。

企業やNPOとの連携

12日の朝日新聞オピニオン欄に、藤沢烈さんと、鹿野順一さん(いわて連携復興センター)が、登場しました。藤沢さんは、NPOや企業との連携を支えてくれています。鹿野さんは、岩手県でNPO活動を支えてくれています。
私は、町の賑わい再開には、行政だけでなく、企業やNPOの活躍が必要だと考えています。しかし、放っておいても、進みません。では、どのようにしたら、活躍してもらえるか。それを考えるのが、私たちの役割です。
私の結論は、「役所や役人では、限界がある。協働するために、企業やNPOと役所とをつなぐ人材が重要だ」です。「餅は餅屋」。私たち行政にない視点や能力を、活用させてもらう。行政は、資金や信用、情報を提供する。それを「つなぐ人」です。
仮設住宅見回りをNPOに委託したり、「WORK FOR 東北」も、それによって実現した成果です。
(蛇足)記事は、2人の格好良い写真付きです。

民間企業の支援活動分類

民間企業が、復旧復興を積極的に支援してくださっています。これも、東日本大震災の特徴です。それらをわかりやすく紹介するために、昨年「救助と復旧過程での、民間支援活動」を分類しました。今回、「復興過程での支援活動」を分類しました。
金井雄一君が、作ってくれました。金井君は、民間企業から派遣されて、復興庁で活躍しています。ありがとう。