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福島県視察、進んでいる住宅再建

今日15日は、復興大臣のお供をして、福島県新地町相馬市を視察しました。浜通の北、宮城県境にあります。放射能汚染は免れたのですが、津波で大きな被害を受けました。
町長と市長のリーダーシップの下、順調に復興事業が進んでいます。防災集団移転事業と災害公営住宅建設は、この3月ですべて完了します(相馬市の場合)。新しくできた住宅団地では、まだ工事中の住宅もありますが、たくさんの住宅がきれいにできあがり、洗濯物が干してありました。相馬市では、市長のアイデアによる「井戸端長屋」も見てきました(私は、何度も視察してますが。久しぶりだったので、市長からは「最近来ないね」と笑われました。すみません、いろいろと忙しいので)。新地町では、避難者の65%の方が、この正月を自宅で迎えることができたとのことです。新しく作るJR新地駅前の区画整理事業が残っていますが、それ以外は完成です。
このように、早いところでは、住宅再建が終わりつつあります。防潮堤や道路など、まだ工事が残っている部分もありますが。被災者にとって一番待ち望まれるのは住宅ですから、これが完成するのはうれしいですね。しかし、次に、高齢者の見守りや、新しいコミュニティ作りが、課題になっています。これは、お金を出して業者に委託できるものではないので、難しいです。必要なのは「人」です。

夜の残業をやめて早朝出勤へ

毎日残業をしている皆さんへ。1月14日の朝日新聞朝刊「(けいざい新話)仕事は8時まで!:1 商社マンも朝型やれた」を、お読みください。
伊藤忠商事が夜の残業を禁止し、早朝の時間外手当を引き上げたことは、このホームページでも紹介しました。この記事では、ある課長代行(45歳)の実例を報告しています。
・・当初はこんな働き方は無理だと思っていた。
「何やそれ。お客さんあっての商売なのに、そんなんできるか」。会社から朝型勤務の話が出た時、耳を疑った。従うつもりもなくいると、所属部署の人事・総務責任者から導入直前、電話が入った。「お前ができひん言ったら、下は誰もできひんやろうが」。「やれるもんならやって下さいよ!」とかみついた・・と言っていたのですが。
現在では、・・「目標に向けて今年もやりきるんや」と言い聞かせ、メールのチェックに取りかかった。時刻は、午前7時20分。始業時間の午前9時まで、まだ2時間近くある・・
家族も、・・午後9時前に帰宅する日が増えた。初め、高校1年と小学2年の息子が驚いた。「お父さん、どうしたん?」・・
さらに、この記事には、うれしい点があります。正調日本語を、しゃべったはることです。上司のかたも、「お前ができひん言ったら、下は誰もできひんやろうが」とか。場所は東京の青山です。
息子さんもえらい。東京方言だと「お父さん、どうしたの?」と言うところを、「お父さん、どうしたん?」と。
職員諸君へ、「よう読んどいてや」。

国民の関心はまだまだ高い、NHK世論調査

NHKの世論調査結果です。復興は5番目に高いです。
・・国が今、最も力を入れて取り組むべきだと思うことを聞いたところ、「景気対策」が24%、「社会保障制度の見直し」が22%、「原発への対応」が13%、「財政再建」が11%、「東日本大震災からの復興」が10%、「外交・安全保障」が9%でした・・

乗客の希望と会社の意向

私は、毎日の通勤に地下鉄を使っています。丸ノ内線も混雑しますが、銀座線はすごいです。銀座線の車両は小さく、短いようです。車内のポスターに「銀座線全面リニューアル」と載っていました。少しは混雑が緩和するのかなと思いましたが、違いました。ホームドアやトイレの改修だそうです。それもうれしいですが、乗客は混雑緩和を一番望んでいると思います。
混雑時にこれ以上列車の本数を増やすことは難しく、連結する車両を増やすしかないのでしょう。プラットフォームを延長する工事は、お金がかかるのでしょうね。