1月15日、サントリーみらいチャレンジプログラム報告会

1月15日に福島県郡山市で、サントリーみらいチャレンジプログラム報告会が開かれます。「みらいチャレンジプログラム」は、サントリーが東日本大震災復興を支援してくださっている企画です。その成果の発表会です。
一般の方も参加可能ですが、12日までに申し込む必要があります。「申込書

私は審査員を引き受けているのですが、採択の際の審査には悩みます。地域の社会課題に取り組もうとしている人や団体が、たくさんおられます。行政が支援すべき、あるいは引き受けるべき事業と思われるものもたくさんあります。まだまだ、行政の手が及んでいないことが多いのです。もっとも、このような企画すべてを行政が引き受けるのではなく、地域の有志や企業が盛り上げてもらうことが、社会づくりになります。
この支援は、財政的に応援するだけでなく、そのような挑戦があることを社会に知ってもらうことも目的だと思っています。

国家公務員総数の増加

年末の12月23日に内閣人事局から「令和5年度機構・定員等審査結果」が、公表されました。それによると、組織の新設とともに、新たな業務に対応するため、8,155人が増員されています。他方で業務改革により7,104人が削減され、合計で1,051人の増加です。
過去を遡ると、
令和4年度は1,084人(当初の査定では401人)の増加
令和3年度は399人の増加
令和2年度は287人の削減でした。

地方公務員も増えています。各年4月1日で比較すると、令和4年では前年に比べ3,003人の増加、令和3年では38,641人の増、令和2年では21,367人の増、平成30年では3,793人の増です

行政改革の旗印の下、職員数の削減が続いてきました。しかし、それにも限度があり、他方で新しい業務が増えています。必要なところに必要な人員を配置する。当然のことです。

発達障害の児童生徒への支援

年末に、児童生徒の8.8%に発達障害の可能性があることを紹介しました。12月29日の日経新聞は、「学習困難な子 支援手探り」を伝えていました。

・・・学習などに困難を抱える児童生徒への支援が十分に行き届いていない。13日公表の文部科学省の調査で、通常学級の小中学生の8.8%に発達障害の可能性があるとされ、35人学級なら3人ほどの割合になる。このうち4割は授業中の個別の配慮を受けていなかった・・・

明治以来の、よい子を育てる、優秀な人を育てる教育は、よい成果を上げたのですが、他方で落ちこぼれる子供に対して十分な支援ができていませんでした。
優秀な生徒は比較的手がかかりません。教員が困るのは、ついてこられない生徒、家庭の事情で勉学に専念できない生徒支援や、モンスターペアレント対策でしょう。大学の教員課程でも、それらの技術が十分に教えられていないようです。

休日の内職

1月7日、8日、9日と3連休です。みなさん、それぞれに楽しく過ごしておられることと思います。肝冷斎は、年末から元気に駆け回っているようです。

私も、原稿執筆を締め切りに間に合わせ、いささかのんびりした気分にいます。買い込んだ本を読もうかと、思っていたのですが。
今月も、たくさん講演を引き受けていて、準備が終わっていないのです。その列車の予約も、まだだったり。このホームページの記事も、書こうと思って放置してあるし。いただいた電子メールに、返事していないものがあったり。
ハハハ、失業しませんねえ。で、パソコンに向かって、作業に励んでいます。

講演の主題の多くは、「災害対策と危機管理」「働き方改革と管理職研修」なので、話す内容と投影する資料などは、たくさん手元にあります。主催者の意図と観客の関心に沿って、それらを組み替えます。また、最近行った講演で受けなかった点を修正したり、新たに思いついたことを盛り込んだり。
あれこれ悩み、しかし内容が膨らむので、泣く泣く削除。それらとは異なる講演は、骨子を考え素材を集めと、時間がかかり、時間をかけます。

そんな作業をしていると、あっという間に時間が過ぎます。運動不足解消のための散歩にも、行かなければなりません。