350万番達成

今日1月5日に、350万番を達成しました。
350万番は、友人のI君です。8:50過ぎとのことです。画像を送ってくれまし た。厳密なキリ番ではないので、賞品はなしです。でも、新年早々よいことが あったので、今年はよい年になりますよ。
340万番が去年の8月18日でしたから、約5か月です。

 

政治課題、孤独

1月5日の朝日新聞「この声、届いてますか コロナ禍の日本と政治」は、秋山訓子・編集委員の「孤独 チャット越し、あなたの叫び受け止めて」でした。
・・・生きづらさを抱えている。日々苦しい。でも、相談できる人がいない。そんな孤独を、24時間365日のチャット相談が受け止め続けている。
「生きる意味がみつからない。死にたい」「今から路上ライブ活動です。応援してほしくて」
昨年12月の週末、午前0時過ぎ。パソコンの画面に次々と文字が現れてくる。
大空幸星(こうき)さん(22)が返事を打ち込んでいく。「相談は特に深夜が多いです」

慶応大学3年生の大空さんは昨年3月、24時間365日、ネット上のチャットで悩み相談に応じる「あなたのいばしょ」を友人と2人で始めた。初日に40件の相談が。これは大変、とボランティアの募集サイトでカウンセラーを募り始めた。時差を使って24時間対応ができるよう、海外在住の日本人にも呼びかけた。
新型コロナウイルス感染症が日本でも広がり始め、安倍晋三首相(当時)が「一斉休校」を要請した直後。相談は急増した。
「家で虐待を受けているから外に出たいが、学校も図書館も閉まっていて行き場がない」「コロナで仕事がなくなった」
昨年末までに相談を寄せた人は、2万5千人を超えた。対応するカウンセラーも研修中を含めると、米英仏、カンボジアなど世界19カ国に住む800人に膨らんだ。メンバーには、臨床心理士や大学教員ら「プロ」も多数含まれている・・・

全文をお読みください。大空幸星さんは、5日の読売新聞にも取り上げられています。「「共感」孤独な若者救う」。
孤独が、社会そして政治の大きな課題になっています。昨日は、読売新聞の記事を紹介しました。

社会の安心、つながり

読売新聞連載「安心の設計 支え合い あしたへ」1月4日は「住民つなぐ みんなの居場所」でした。

・・・新型コロナウイルスの感染拡大で、人と人の距離をあけることが強く意識されている。しかし、私たちの暮らす社会は、支え、支えられという関係なしには成り立たない。急激な高齢化や単身化でそうした結びつきが弱まっているとされるなか、いかに支え合いを再構築できるかが地域の未来のカギを握っている・・・

団地にできた集会所で、高齢者と子どもが一緒に時間を過ごす様子が紹介されています。
・・・建設から約半世紀が過ぎた茶山台団地(928戸)では、契約者の半数超が現在60歳以上で、独居も多い。急激に高齢化が進み、地域の支え合いの維持が課題となっている。「としょかん」は、団地再生に向け、大阪府住宅供給公社が開設。子育て中の住民らを中心に絵本の読み聞かせ会や健康講座などのイベントを開催し、そこに集う住民同士の「つながり」を増やしてきた。
「としょかん」が住民の新しい居場所として機能するようになると、「一人で夕食を食べるのは寂しい」「買い物に行くのが大変」といったお年寄りの声が聞こえてきた。
そこで約2年前、今度は、団地1階の空き室を「やまわけキッチン」という名の食堂に改装。週4日、小分けにした総菜などを販売し、その場で食事もできるようにした。
「足が弱く、タクシーで駅まで買い物に行かなければならなかった。ここができて本当に助かる」。「キッチン」が入る棟の向かいの棟で一人暮らしをしている女性(85)は笑顔を見せる。昼食と夕食の分の総菜を買いに来て、この食堂を切り盛りしている湯川まゆみさん(41)らとおしゃべりするのが楽しみという。
コロナ下で、住民の居室に弁当を配達するサービスも始めた。常連客が顔を見せなければ様子を見に行ったり、高齢で日常生活に支障が出始めた住民を心配する声が寄せられたりと、「よろず相談所」としても機能しつつある。
湯川さんは「遠くの親戚より近くの他人。きっかけさえあれば困っている人を助けたい、と思っている住民はたくさんいる。住民同士のつなぎ目になり、支え合いの輪を広げていきたい」と話している・・・

詳しくは記事を読んでいただくとして。安心には、人とのつながりが必要であること。つながりが、支え合いと居場所をつくります。
年金や介護保険制度をつくって、高齢者を支えてきました。しかし、それだけでは、安心は提供できません。そして、このようなつながりは、お金と施設だけではできません。
それを、これからの日本は、どうつくっていくのか。連載「公共を創る」での、私の主張です。

休み明けの憂鬱

12月22日の日経新聞夕刊Bizワザ「休み明けの憂鬱解消術」から。

・・・老若男女を問わず、休日の前後に体の不調を感じるほか、気持ちが憂鬱になる人は多いだろう。特に働いている人は仕事を考えればなおさらだ。こうした症状を「一時の不調」と我慢して乗り切ることもできるが、実はちょっとした行動でも改善できる。
まず、日曜日の夕方あたりから翌日の仕事などを考え気分が沈む場合を考えよう。この時間帯に放映するアニメ番組にちなみ「サザエさん症候群」とも呼ばれる。精神科医の堤多可弘氏は「予期不安といい、まだ起きてもいないことを先取りして過剰に不安視すること」という。

「週明けのプレゼンが緊張する」「提出済みのリポートを上司に注意されるのでは」――。いずれも事前に悩んでも対応できないが、不安を解消しようと無意識に考えてしまう。仕事の自由度が少ない人ほど、こうした不安に陥りやすいという。
堤氏は「不安を感じる内容をメモに書くなど、表に出してほしい」という。文字にすることで、冷静に現状を確認できる。メモなどは仕事の際に目のつく場所に置けばよい。あとはリラックスし、仕事までは極力メモの内容は忘れてしまおう・・・

・・・日曜日の夕方に感じる不安とならび、多くの人が悩むのが「ブルーマンデー」とも呼ばれる休み明けの体の不調と憂鬱感だ。月曜日の朝は目覚めが悪く、会社に行っても体が重く仕事に身が入らない、という経験をした人は少なくないだろう。
原因の一つとされるのが「ソーシャルジェットラグ(社会的時差ぼけ)」だ。ジェットラグ(時差ぼけ)は日本と時差が大きい国に行った際、就寝時間が変わり体内のリズムが崩れて体調不良になることだが、平日と休日の起床時間が大きくずれても同じことが起きる。

週末夜更かしをして、土日に朝寝坊するのが一因だ。この習慣を続けることは、毎週末に時差が大きい国に旅行するようなもので、体は休まらない。
大事なのは土日の朝寝坊を少しでも減らすこと。休日の午前中に予定を無理やり入れるのも手だ・・・

「公共を創る」構成修正

連載「公共を創る」の続きを、考えています。
次回に書く内容は決まっているのですが、今後の全体構成をもう一度考えました。そして、変えることにしました。といっても、内容を変えるのではなく、章別割り振りを変えるのです。
この後、第3章2、続いて第4章から第7章と考えていたのですが、それを第4章としてまとめることにしました。これまで章に建てていたものを、章の中の節にします。

当初(もう2年前ですが)考えていた方針は、変わりません。ただし、第4章以降で書こうと思っていた内容を、これまでに書いてしまったこともあり、重複を避けることと、そろそろ結末を整理しようと考えました。書いていくうちに、変わることもあるでしょうが。
とはいえ、第4章もかなりの分量になりそうです。せっせと書きますわ。年末年始は、まとまった時間が取れるのですが、こんな時期にも原稿に追われる因果な生活です。

記録のために
(当初案)
第3章 転換期にある社会
1日本は大転換期 2社会の課題の変化
第4章 政府の役割再考
1社会と行政の関係 2政府の手法の拡大 3近代憲法構造の次に
第3部 行政の新しい役割
第5章 政府の役割の再定義ーサービスの提供から安心の保障へ
第6章 企業とNPOの役割
第7章 社会は創るもの

(変更後)
第3章 転換期にある社会
1成長から成熟へ
2成熟社会の生き方は
第4章 政府の役割再考
1社会の課題の変化
2社会と政府
3近代憲法構造の次に