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講演

5周年記念、イベントへの出演

今日は、日本プレスセンターで、「スマイルとうほく」の「震災5年復興提言シンポジウム」で基調講演。これまでの5年間で成し遂げたことと、これからしなければならないことを、お話ししました。岩手県と宮城県では、住宅再建のめどがついたのですが、産業の再生とコミュニティの再建が課題です。今日の観客は民間の方が多いので、その支援や行政との連携をお願いしました。この企画は、被災3県の地元紙が続けている、復興支援です。

地域起業家、パネルディスカッション

2月27日の秋葉原での「ローカル・イノベーター・フォーラム」。パネルディスカッションの風景を、藤沢烈さんがブログに載せてくれました。
壇上で立ち上がって話しているのは、スクリーンに映した内容が自席からでは読めなかったのと、座っていると元気が出ないのですよね。
司会者からは、持ち時間は7分と言われましたが、5分ほどで終えました。

しゃべることの大変さ

人前でしゃべることは、結構な負担になります。今やっている仕事を解説するなら、そんなに難しいことではありません。しかし、仕事を離れたお話しは、何を話すかから考えなければなりません。レジュメや資料を作り、頭の中で予行演習をして、当日に実行します。準備の時間と思考、本番に費やすエネルギー、結構大変なのですよ。聞いている人は、お気楽にしゃべっているように見えるでしょうが。それでも、私の経験や学んだことを、後輩や世の中に還元でき、お役に立てるのならと思って、引き受けています。
しゃべる機会は、頭の中を整理するのに、良い機会です。ふだん、いろんなことを考えていますが、それをまとめて整理することになります。これが、レジュメをつくる際の効果です。原稿を書くことも、同じです。さらに、人前でしゃべることは、もう一つの効果があります。私のしゃべっている内容が、相手に通じているか、反応が見えるのです。力を入れて伝えたい項目が、案外受けなかったり、こんなことで笑ってもらえるのだとか。
もっとも、文章・活字と違い、講演でのしゃべりでは、観客の注意をそらさず、また適当に笑ってもらうとか、それなりの技術が必要です。観客によって、しゃべり方も変える必要があります。もちろん、決められた時間に収めること、起承転結の構成にするとかも。
同じテーマで2~3回しゃべると、定番の話が完成します。

岩手県幹部職員研修

今日は、岩手県庁幹部職員研修に行ってきました。千葉副知事、風早総務部長の依頼なので、断るわけにもいかず。最近は管理職研修でしゃべっていないので、何をお話しするか悩みました。「明るい公務員講座」の連載を始めたのですが、これは初級編なので管理職向けではありません。
部下はどのような上司を望むか、どのような上司を嫌うか。上司はどのような部下を望むか、どのような部下に困るか。それを中心にレジュメを用意しました。話では、その各項目ごとに、体験談や失敗談を入れようと考えたのですが。逆にして、私の体験談を中心に、「こういうことをしてはいけませんよ」「私はこのようなことを心掛けてきました」をお話ししました。
「部下が相談しやすい上司になろう(逆の場合の困った例)」「スーパーゴミ箱」のほか、「重要な上司への説明資料は、自分で書くこと」「想定問答づくり、特に質問作りを部下に任せてはいけない」など、全勝流の仕事術も伝授しました。それも抽象論や一般論でなく、私が失敗した実例を入れた「説得力ある」お話しです(苦笑)。

(補足)
「仕事を減らすためには、上司が判断しないと、担当者は前年どおりに行う」と、お話ししました。県庁でもやっていると聞いていますが、上司と部下との定例面談(目標設定と達成度評価)に、「業務量削減の具体事項」を入れてはどうですか。なお、お詫びの仕方のページ

公務員になって37年あまり、県庁や自治省などで仕事のほか、総理秘書官や被災者生活支援本部と復興庁と、なかなか経験できない仕事もさせてもらいました。話しているうちに、どんどん元気が出て、またいろんなことを思い出して、いつものことですが、時間が足らなくなりました。